松江でもちらほら桜が咲きはじめた。街中でも所々で淡い花色が目につくようになってきた。ところによっては満開に近く、既に花びらを散らしている桜さえ見かけた。
ついつい桜に目がいってしまい、上ばかり見ているためか、足元の桜色に気がつかないでいた。店の横にある花壇のビオラ・リディアグローブスが気がつかないうちに満開を迎えていた。淡いピンク色の花はいつ見ても可愛らしい。特に今年は株が充実しているのか去年よりも花が大きめだ。
近くで見ると、ピンク色といっても花一つ一つが微妙に雰囲気が異なる。花弁の縁が日本風に言えばさっと紅を差したように色づいているものもある。
枯れ木の状態から一気に花を咲かせるのが桜の魅力の一つと言われる。青空に咲き誇る桜や夜の闇に浮かぶ桜は確かに見事だ。でも、柔らかなグリーンをバックに咲くこのビオラもまたいい雰囲気である。