ときどき、「ひとは1日のうち、○○分を探し物に当てている」とか、「一生のうち、探し物に使われている日数はなんと××日」というような見出しや記事をよく目にする。
御多分に洩れず自分もそうだし、歳を重ねれば重ねるほど、その傾向はますます強くなるのは間違いない。
物忘れも問題だが、紛失もこれがまた捜索に時間をとられるので厄介だ。年々困る場面が増えてきたので対策は欠かせない。
今朝も、いつも腰に下げているツール入れの中に、竹ベラがないことに気がついた。
この竹ベラは、一番出番が多いのが苗の手入れをするときで、土の表面にこびりついた小さな雑草や苔を削り落とすのに都合がいい。
スタッフ用に複数あるのだが、これがまた以前紹介したプラグ出しツールとともに行方不明になる確率が多いツールだった。
竹を割って作るので、費用はほぼゼロだが、それでも作るのには10分ぐらいはかかるから、あまり頻繁になくなるのも困りもの。使っているうちに角が取れて使いやすくなるのも紛失したくない理由の一つだ。
そこで、いつからか目立つように赤いパラコードをつけておくようにしたら紛失が急減した。
今回紛失したのは、いつも携帯して、気がついたら使うようなちょっと小さいタイプだった
「さて、昨日作業したのは・・・」と何ヶ所か回ってみて、一番怪しいところを念入りに捜索・・・。きっとこの辺りに・・・というところで見事発見できた。
草の中に、違和感のある赤い目印はやっぱり目立つ。
昨日、ビニールハウスの裾の周りの雑草がひどいので、この周辺をしゃがんで草取りをしていたときに落としたにちがいない。
発見まで所要時間5分ほど。容易に見つかったことに満足。なぜか妙に気分も良くなる。
こうして見つけたツールは更に愛着が増すのである。これもまた不思議なことだが。