ハーブを育苗する元になる親株の手入れをしていて、白花ダイヤーズカモミールの花芽が上がりはじめているのを見つけた。
ひと目見て、ドキッ。つぼみが黄色っぽいではないか。白花のはずなのに。親株が黄色ならこの株を元に生産した苗ももちろん黄色になる。冷や汗が流れる。親株は二つ。もう一株はまだ花は咲いていない。
とりあえずこの時点ではどうしようもないので経過を見守ることにした。翌々日、恐る恐る株のところに行ってみた。
開花していた。白である。一安心。
開ききるまではまだ少し黄色味が残るが、しばらくすると美しい白が顔を見せる。
ようやく安心して冷静になれたのか、思い出した。去年も同じ株で全く同じ経験を・・・・。こんな時、年齢をひしひしと感じるのである。