植物も、継続的に育てていないと管理のポイントを忘れがちだ。周年育てていると、そろそろ植えかえしなくちゃとか、今年もあの虫が出始めるかな・・・などと自然に思い出すものだが、しばらく育てていないときれいさっぱりと忘れてしまう。
以前育てていたが、つい後回しになっていて今年久しぶりに栽培を再会したソレル。基本的に丈夫なハーブなのであまり手もかけずにいた。先日ちょっと様子を見てみると、まるでマシンガンで銃撃されたように穴だらけになっていた。ああ、そうだった、丈夫とは言ってもこれを好む虫がいたっけと、後になって思い出してももう遅い。確か昔も同じように被害にあったことをようやく思い出した。
犯人はこいつ、ハグロハバチの幼虫である。
くるくるっと丸まった姿は可愛いが、一株に一匹、必ずと言っていいほど付いているのでほぼ全滅だった。近縁の、あの強力なギシギシさえ美味しく食べるようだから、こんな柔らかいソレルなんて前菜のようなものだろう。まあ、ここまで食べられては剪定するより他に無い。しばらく出荷もお預けだ。