圃場の背後は荒れ地で囲まれているので、毎年ツル植物との攻防戦が行われる。今年も梅雨前まではこまめに草刈りができていたので葛を中心とする侵略者たちの侵攻もわりあい抑えることができた。
しかし、雨続きの夏は草刈りもしにくく、一日、もう一日と伸ばしているうちにやつらは確実に魔の手を伸ばし続けたのである。
ビニールハウスの周りには、花壇や畑もあり、栄養もいっぱい。その上絡みつきたくなるパイプが山ほどあるのが気になるのだろうか。
パイプに絡みつきはじめると始末に負えない。引っ張るなんてこちらの手を痛めるだけ。少量ならほどいたり、元の方を切ってしまうこともできるだろう。だが、ツル同士がからみあうようになるとお手上げである。冬まで放置しておいて、枯れてから取り除こう、と白旗を揚げることになる。
この夏、アルコール依存症に葛のエキスが有効であると言うニュースが流れた。スタッフにも依存症一歩手前と言う感じの方がいらっしゃる。是非この大量の葛を有効活用してくれたらありがたいのだが・・・