食害

この夏の猛暑で特に小さな苗たちは大きなダメージを受けた。では大きな株はどうだったかと言うと、根がしっかり張っている分、暑さによる被害はそれほどではなかった。でも、大きな株ほど被害を受けたのがコガネムシによる根の食害。しかも今ごろになって目につくようになってきた。

親木などの鉢を整理しながらついでに株元の草を取っていると、妙に草が少なく、土がふわふわしているものが見つかる。

元気がないオレガノ・プルケルムの鉢。コガネムシ潜伏の気配。
元気がないオレガノ・プルケルムの鉢。コガネムシ潜伏の気配。

「もしかして・・・」と鉢をひっくり返してみると、案の定コガネムシの幼虫が大抵は2〜3匹出てくる。

この鉢からは3匹。すぐに圃場にいるトノサマガエルのディナーとなった。
この鉢からは3匹。すぐに圃場にいるトノサマガエルのディナーとなった。

根は食い荒らされてしまい、大事な細い根などほとんどないことも珍しくない。

かなり根は食い荒らされているものの、まだ植え替えれば大丈夫。
かなり根は食い荒らされているものの、まだ植え替えれば大丈夫。

早期発見すればそれだけ回復する確率も高くなるが、いつまでも分からなければ枯れてしまうことも多いので夏が過ぎたからと言っても気は抜けない。

大きい鉢になればなるほどたくさんの幼虫がいることが多い。大きな株なら多くの幼虫を養えることが分かった上で産卵するのだろうか?あるスタッフは共食いすると言っているので小さな鉢では淘汰されるのかも知れない。

今年の記録?は、直径40cmの鉢から30匹ぐらい出てきたこと。さすがに呆れてしまった。

株数のジレンマ

今夏の家庭菜園はキュウリばかりが大豊作。去年雨続きの夏で、露地植えのものがだらだらに伸びてしまったことから、今年は試しにと雨除けのある場所でも育てたのがまずかった。露地とあわせて計4株。サラダ、ぬか漬け、ピクルス、丸かじり・・・相当頑張って食べたつもりだったけれど、一家族ではとても処理しきれない量であった。まさにキュウリ地獄。配った数も相当に昇った。結論としてわが家ではキュウリの必要数は二株、もしくは丁寧に育てた一株でも充分かも知れない。

さて、雨除けのあるキュウリには一つ不思議なことが。毎年悩まされるウリハムシ。今年も露地植えの株は被害に遭った。まず植えてしばらくした成長期。そのころは数も少なく、手で駆除してもそれほど苦ではなかった。そうするうち見かけなくなった。そして8月後半に入ってから。もうこの頃になるとこちらのキュウリへの愛情もだいぶ衰えているので大挙して押し寄せてもあまり構わない。今、葉は穴だらけで見る影も無い。

ウリハムシ
それに引き換え雨除けのあるキュウリにはほとんど見かけなかった。場所も30メートル程しか離れていないのに・・・。

なんてことがあると、来年も両方で試してみようかと言う気になってくる。それぞれ一株づつ、枯れたりした時に備えて各プラス一株。結局今年と同じである。おそらく苗も配るほどできていることだろう。ついでにその頃になると今年のキュウリ地獄はきれいさっぱりと忘れているに違いない。

通り雨

待ちに待った雨。通り雨程度とは言え、緊張していた気持ちがふっと和らぐ。お盆前の台風以来の雨は、たった2週間ぶりなのに、一月も待ったような気がする。

ビニールハウスに打ち付ける雨音が快い。花壇や畑も多少潤っただろう。それよりも心への潤いは計り知れない。通りすぎる雨雲に、もう少しゆっくり動いてくれと願いつつ空を見上げているうちに、雨足は弱くなっていった。

ギンヨウボダイジュと蝶
ギンヨウボダイジュと蝶

外へ出てみるとギンヨウボダイジュに蝶が雨宿りしていた。

カマキリ並

水やりをしていると、足元で何か動くものがいる。目を向けるとカマキリがしきりにホースに向かって格闘している。猫がネコジャラシにじゃれつく姿にも似ていた。

ホースに立ち向かうカマキリ
ホースの所に小さな虫でもいるのかと顔を近づけてみるが何もいない。相手は紛れも無くホース。カマを繰り返し突き立てている。ついにこの暑さでカマキリもおかしくなってしまったのか・・・。かわいそうに。

さて、圃場からの帰り道、2車線道路が工事で1車線になるところがある。後ろから猛烈な勢いで迫ってきた車がいた。とても割り込みなんて無理だろうと思っていたら、何とそのまま突っ込んできた。一瞬、ぶつかったと観念したぐらいだった。

まさに危機一髪。追いかける気にもならなかった(そもそも追いかけられるような車ではない)。きっと暑さでおかしくなってしまったのだろう。カマキリ並なのだな、かわいそうに。と思って自分を納得させた。

いや、カマキリに失礼か・・・。

好物は最初に

食事の時、どういう順番で食べるかは個性が現れやすい。好きなものは最後にとっておく人、まず最初に好物を食べる人、バランスよく食べ進む人。特に小さな子供ははっきりしていているので見ていて面白い。

自分はどっちかなと改めて考えてみると、好物は最後の楽しみにしておくタイプのようだ。

さて、人間に比べ、虫たちははっきりしている。まず、好物から箸をのばす。

タイムの仲間はハーブの中でもあまり害虫に悩まされる方ではない。でも、夏の暑さがピークを迎える今ごろ、しばしば小さなイモムシのターゲットになる。

シルバータイムとイモムシ

似たようなタイムでも明らかに好きな順番があるようで、たとえば
シルバータイム>レモンタイム>コモンタイム
といった順番のようだ。
斑入りのもの、より柔らかいものを好むらしい。小さな苗を並べていると、おおよそ食べ尽くすと次に移っている。

また、匍匐性のものより、立性のものがいいようだ。雨が降った時など濡れるのが嫌なのか、地面から離れていた方が天敵などから逃れやすいのかそれは分からない。感心するのは卵を産み付ける親のほうだけれど。

さて、食べられてしまう側のタイムだが、ちょうど暑さや蒸れでしんどそうな思いをしている頃である。これを機に刈り込んでやるのもまたよし。丁度よい刺激になるようで、また元気に伸びてくるからあまり心配はしなくて大丈夫だ。