株間

お客様のお庭の手入れをさせていただくのは大変勉強になる。それぞれのお庭にそれぞれの環境があって、同じ条件のところは全くない。思いもよらない育ち方をしたり、うまく行かなかったりすることもしょっちゅうだ。反省しながら少しずつ修正するより他にないけれど、貴重な経験をさせていただいているなぁとよく思う。

このお庭では、秋に定植したスモールイエローフォックスグローブが、思ったよりすくすく成長した。植えるとき、この場所(幅)なら2株か、3株かと迷ったのをおぼえている。2株だとちょうど良いかもしれないが、もし1株ダウンしたらちょっと寂しいかもと、3株入れることにした。まさか、年内のうちに葉が重なるほど育つとは・・・。

手前はレディースベッドストロー。こちらは成長がいまいち
手前はレディースベッドストロー。こちらは成長がいまいち

残念ながらこの種類についてはいままであまり多くの庭で使ったことがなかったというのも一つの原因だった。また、午後の日当りが悪く、成長が遅いかと思っていたら、案外風当たりもあまり強くなく、思ったより穏やかな環境だと今になって分かった。

まあ、共成長という言葉もあるし、とりあえず来年の開花がどうなるか、勉強させていただくことにしようと思う。

初冬のアネモネ

本日は、あるお客様のお庭の手入れ。どのお庭に行くときも、久しぶり(といってもひと月ぶり程度の話だが)に伺うときはドキドキする。
アネモネ
暖かいせいか、9月の末に定植した球根類がワサワサと葉を伸ばしている。特にアネモネの勢いがすごく、一部はすでに開花を始めていた。日当りが良いためもあるのかもしれない。うーん、ほんとは春に咲いてほしかったのに。春の開花に影響がないと良いのだが。

こちらはまだ蕾
こちらはまだ蕾

この頃、スイセンやら桜やら、時ならぬ春の花が咲いていると言う話を良く聞く。少し前だと、ああ珍しいね、と言う感じだったが、今はすぐに温暖化の影響???などの不穏な話になるので素直に嬉しい気持ちにはなれないのが残念である。

大容量

デジカメはハサミと同じぐらい、仕事のときにはなくてはならないツールだ。今、その時がシャッターチャンスとなりうるので、常に鞄に入れるようにしている。

デジカメがまだ主流でなかった頃は、一本のフィルムをそれは大事に使ったものである。現像代も馬鹿にならなかったしね。幸い、デジカメではそんなことを気にする必要もないのだが、見境なしに撮っていると後でしっぺ返しを受ける。未整理のデータがどんどん溜まってしまうのだ。

一応冬仕事として処理するつもりではいるが、現在すでに未処理のものが 1000枚を越えている。

これでも、自分の性格は分かっているつもりで、デジカメを買い替えた際にも、その前に使っていた32MBのSDカードを引き続き使うことにした。これだと撮れてもせいぜい20枚に満たない。それでも未処理は溜まる一方。現在主流の○GBなんてメモリを使うと一体どうなってしまうのやら、考えるだに恐ろしい。

SDカード

今や、こんな小容量のSDカードはすでに店頭から消えている。SDメモリにも寿命があるというが、次はどうしたら良いのだろう。ところで、私が最初に買ったパソコンにはハードディスクがついていなかった。高価な外付けHDを清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったのを今でも覚えている。【大容量40MB】がウリの製品であった・・・。

冬支度

今日は市内のとある教育施設のお庭の手入れ。レイアウトの変更で株を移植したり、冬に向けた剪定を行った。

秋にもう一度咲いたブルーキャットミントも、冬を前にするとさすがに伸びた枝がだらしない感じだし、夏の終わりから長く開花したロシアンセイジも花が若干残っているだけなのでよけいに寂しさを感じる。

本当なら春先でも構わないが、毎年その時期は天気や行事の関係でなかなかできないことが多いし、年末に向けてさっぱりと剪定を行う。
ブルーキャットミント
ブルーキャットミントは初々しい新芽が株元にぎゅっと集まっている。古い枝に守られていたのを取り去るのはちょっとかわいそうな気もするがしっかり冬の寒さに対峙してたくましく育ってもらわねば。
ロシアンセイジ
ロシアンセイジも固くしっかりした新芽が出ているのでばっさりと剪定。これぐらい深く刈り込むぐらいでちょうど良い。剪定を怠ると高くなりすぎるのだ。実際、左側は倒れた名残である。(この後、左側は剪定)

これで、春までは安心。来春、元気に育つよう願ってお庭を後にした。

晩秋のセイジ

秋咲きのセイジ、サルビアも11月の声とともにピークを過ぎた。まだこれからと言う種類もいくつかあるとはいえ、さすがに圃場も色みが少なくなってきた。

パイナップルセイジも花は落ちたし、メキシカンブッシュセイジもあせた花ガラが残ってやや見苦しい。ただ、アンソニーパーカーセイジは花が落ちても色づいた萼が残っているだけで遠目には花が咲いているように見える。昔はラベンダーセイジが結構お気に入りだったのだが、枝が暴れやすくて上手にまとめ辛いという短所が気になるようになってきた。その点、同じような色合いでもアンソニーパーカーセイジは半日陰でもだらしなくならないのがうれしい。

アンソニーパーカーセイジ
株元ではすでに次の芽が。次は私の番だという感じで控えていた。

アンソニーパーカーセイジ