冬の素人

秋の終わり頃、暇をしていた家族に伸びすぎたティートゥリーの剪定作業を頼んだ。地植えの株だが背が届く程度の高さのものだし、十年以上たつ充実した株なので適当に剪定してもまたしっかり芽を伸ばしてくれるはずだという確信があるから頼めたのだが、実際に作業をしてもらったら、「どうしてこんなところで・・・」という場所で剪定されていてある意味感心してしまった。素人にお願いしたのはこちらなので文句を言う気はないが。

まあ、それでもほったらかしにしたままで冬を迎え、雪でボッキリと折れてしまうことを考えたらはるかにましだ。

素人なんて言ってしまったが、自分も以前親戚の庭にあるシダレヒバをやっつけ仕事で剪定したところ、写真を見せた庭師さんからは「あーあ」と言われたきりなんのコメントももらえなかった。自分だって庭木については専門職から見たら立派な素人だ。

さて、そのティートゥリー、年末も押し迫るこのタイミングでやわらかな新芽を伸ばし始めている。冬になっても比較的暖かい日が続いたせいだろう。せっかく芽を出してもこのあたりでは春までは持たない。冬に対してはこのかたも素人だ。本当に強い種類は落葉したり、地上部をさっさと無くして冬を迎えたり、春までは硬い芽のままじっと動かないものだ。

秋にバッサリ剪定したが、その後伸び続け、新芽どころか花さえ咲かせ始めた

同じようにメキシカンブッシュセイジもこのあたりでは秋の半ばごろから株元に新芽が伸びるが、雪を被るとシワシワに枯れてしまう。もっと暖かいところならこのまま伸びていくかもしれないのだが。もちろん、株が枯れるまでには至らないが、さっさと休眠できないのが、冬の素人なのだろう。

毎年のように

「十年に一度」というフレーズを毎週のように天気予報で耳にする。オオカミ少年の話ではないが、危機感も薄れてしまいそうだ。

草取りをしていたら、アップルミントの葉の上にナシケンモン(たぶん)の幼虫がいた。じっと動かないでいたが、この時期からどうするのだろう。

冬前になっても古い枝が剪定できていない悪い例(笑)

フェンネルの地植え株の株元からは春のように勢いがよく新芽が伸びている。まあそれは秋でも珍しくはないとしても、花さえぽつりぽつり。これから開花しようとしているのか・・・。米の二期作(再生二期作)も話題になっているぐらいだから、フェンネルも年中花が咲く気候になってしまいそうだ。十年に一度ではなく毎年のように。

そのまま春まで・・・

名ばかりの初雪は降ったものの、例年の冬に比べればかなり過ごしやすい12月の半ば。

作業の遅れを取り戻すには有り難い天気だ。

本格的な雪が降り始めると面倒なラベンダーの剪定も徐々に進める。ついでに挿し木もしたいので、この作業も本当はもっと早いうちにしたかったのだが。毎年のことである。

剪定は完了できない

剪定しているとところどころでカマキリの卵嚢が見つかる。どれも膝よりもずいぶん下。大雪にならないのならばそれで良いのだが、巷ではカメムシが多いと騒ぐひとがたくさんいたのでどうだかわからない。昆虫の判断が正しいのか、人の判断が間違っているのか?

おや、目の高さにカマキリの卵が・・・と近寄ってみると、ボダイジュの枝についていたのは泥蜂の巣。どうりでカマキリの卵にしては大きすぎる感じがしたのだ。

寒風吹き荒ぶ場所なので寒そうだが中は案外暖かいのかもしれない。入れるならば一度入ってみたいものだ。快適ならばそのまま春まで・・・追い出されるに違いないが。

彼岸花が終わる頃に

秋になっても気温が高い日が続いたのに、彼岸花はむしろ去年よりもお彼岸近くに咲き始めた。その彼岸花ももう終盤。早く咲き始めた株は花も萎れ始めている。

彼岸花が色鮮やかななか、近くの林からはミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声。一方で雲の様子は秋めき、感覚がぐちゃぐちゃになりそうだ。

今年も御多分に洩れず、暑さで傷んだ苗も少なからずある。正直、我々人間の方がダメージが大きくて苗のケアが十分にできなかったという事情も多い。

そんな中、ようやくマドンナリリーが土の中から顔を出し始めた。夏前に徐々に葉が枯れていくのをみると、毎年のように心細く感じる。大きな株は心配する必要はないが、小さな苗は無事夏を越してくれるだろうか毎年やきもきする。

まだ数は少ないが、彼岸花の花が終わるころには、もう少し芽を出す株も増えてくるのを期待するばかりだ。

自然で不自然

降水量が少ないので、圃場のボダイジュが葉を落とし始めた。

おそらく、今の水分量では全部の葉を養っていくのが難しいのだろう。

株元には秋遅くのように枯れ葉が落ちつつある。全部落ちる前にしっかりとした雨が欲しいものだが、今の所の天気予報では望めそうにもない。

ビニールハウスの中に張ってある寒冷紗にも枯れ葉が・・・と思ったら昆虫だった。

自然の中ならば絶対に気づかないと思うが、不自然な寒冷紗にとまっているので不自然に見えてしまう。

アケビコノハという蛾の仲間らしい。枯れ葉に擬態して身を守っているのだろうか。でも、止まる場所にも気をつけな。と言いたくなってくる。せっかくの擬態が台無しだ。