一応心配

おおよそ、多年草で寒さに強いと言われているうちでも、秋から冬に地上部がなくなるようなハーブは、まず寒さで冬が越せないということはない。

きっちり寒さに対応する仕組みができている。なので、山陰の程度なら全く心配しなくても良い。

このエリキャンペーンもそのタイプ。マイナス30度以下にも耐えるという表記も見かけるが、もちろん試せる環境はここにはない。

それでも春になったこともあり、急に気になってきた。作業の手を止めて植えてある親株を見に行った。冬の間掘ったりしないよう、支柱は残しておいたが、ぱっと見、それらしいものが見えず少し焦る。

だが枯れ葉や草をかき分けてみると、ぎゅっと充実した芽が顔を見せた。一安心する。

心配した理由は、昨年、移植などで場所が確保できず、このひと株だけだったからなのだ。一応次の苗も育ちつつあるし、それほど心配しなくても良いところだが・・・。

まあ、この株も10株、いや、4、5株ぐらい植えていたら安心なのは明らかではあるが。今年はせめてもうひと株かふた株増やしておきたい。

気持ちを落ち着けるための種まき

昨日ほどではないが、今日も風が強い。気温は昨日よりも上がったようで、開け放したビニールハウスの中でも陽射しを浴びているとTシャツになりたいほどだ。

天気に恵まれて、周囲も賑やかだ。近くの畑では朝からトラクターが耕耘作業を続けているし、昼前からは向かいの荒地の草刈りが始まった。春を感じさせる勢いだ。

そんな音を聞きつつ、皆も同じ気持ちなんだなと苦笑しながら今年最初のバジルの種まきを行う。

なんて書くと、「えっ、今から?」と思われるかもしれないが、そう、今からである。一昨日の朝はまだビニールハウスの横に雪が溜まっていたぐらいなのだ。

昔は1月に入ったらすぐに蒔き始めることもあった。だが、温床の中に入れても発芽までずいぶんかかるし、冬でも活動するナメクジに悩まされ、春になったらアブラムシの攻撃にあい・・・散々苦労して(電気代も使って)育ったものは決して満足できるものでもなく、暖かくなってから撒いた後発のバジルが少し遅れでできる次第。

何度か試して、無理をするのはやめたのである。実際、今日の種まきも、満を持してという感じでは決してない。4月に入ってからでもいいぐらいだ。なので、今日は試しの1回目ぐらいの気持ちだ(一度撒いておくと気持ちも落ち着くものだ)。

来週前半は気温も高めのようだが、その後は例年通りになるという。なので実際の発芽はまだ先になりそうだ。

(先日ごろから、「バジルはまだですか」というお問い合わせを何度かいただきましたが、いままだこういう状況なのです。今年も5月以降になりそうです・・・)

ゲジゲジの足慣らし

風が非常に強い1日。主に西風なので、春一番とは言えないが、一気に気温も上昇した。

ただ、風のせいで作業が行いづらい。天気は良かったが仕方なく、ビニールハウス内の作業を主に行う。

土の移動作業をしていたらゴソゴソと動くものが目に入った。ゲジゲジだ。見た目は悪いが、特に悪さをするわけではないし、ムカデとは容易に見分けがつくのも助かる。

気温上昇で、動きも夏と変わらないような感じだ。写真を撮ろうと追いかけてようやく撮影。あっという間に見えなくなってしまった。

いくらビニールハウスの中とは言え、まだ食料になるようなものはすくないだろう。ダンゴムシやワラジムシでも食べているのだろうか。その光景は未だ見たことはないが・・・。

春に向けての足慣らし、ウォーミングアップといったところだろうか。たくさんあるだけに、念入りなウォーミングアップが必要に違いない。

小規模の宴会

昨日の朝は雪が舞ったので、桜の蕾もまだまだ先という感じだが、圃場の隅のサクランボの花はもう一息で咲く感じ。上の方の枝には白い花も見え隠れしているようだ。

ただ、今年も残念ながらさくらんぼの実を口にすることはなさそうだ。

もともと、果実が小振りということもあって、熱心に収穫する気にもならない上に、毎年、あと一歩で熟すというときに、小鳥たちが宴会を開いてあっという間に食べ尽くしてしまう。

以前は、ネットでも掛けようかという気分にもなったが、果実が小さいこともあり、そんな手間をかける気にもならない。

ではなんのために?と言われたら困るのだが、毎年伸びすぎないように剪定した枝を、短く切って薪ストーブの焚き付けにしている。

これは非常に役に立っている。着火は杉葉などで行うが、その後、大きな薪へ火がつくまでの繋ぎとしては欠かせないのだ。

この冬は、そのサイズの枝が途中でなくなってしまい、結構難儀した。今、次のシーズンに向けて着々と溜めつつあるところである。少し多めに剪定をしたので、どうやらこの春は花も少なめ。今年は小鳥たちの宴会も小規模になりそうだ。

木守り

一番奥のビニールハウスの前には、ハッサクの木が大きく育っている。今シーズンも30個近くの実をつけ、年末に収穫、二ヶ月ほど熟成してちょうど今食べごろ。毎日のように食事の後のフルーツとして楽しんでいる。

さて、このハッサクの木のてっぺんに、一つだけ実が残っている。

それを見て、以前、庭師さんが、「木守りですか?」と言われた。意味がわからなかったが、どうやら、木を守るために、わざと果実を残しておくことのようだ。

もちろん、そんな意図があって残したのではなく、収穫バサミがどうしてもこの実には届かなかったためだ。実際、こうして写真を撮るのもうまくいかない。

「まあ一つぐらいはいいか、小鳥たちの餌にでもなれば」という感じだったのだ。それに、このまましておいたらどうなるのだろうという興味もある。

ただ、この実が収穫できなかったように、ハッサク自体かなり樹高も高くなり、剪定が必要な状態だ。

木守りが残っている枝を剪定するか、そのままにするか、毎日のように眺めては悩んでいる。