ここ1週間の積雪は、それなりに多かったようだ。
日差しは戻っても、順調に溶けていく道路とは違って畑の雪は本当に溶けているかどうかと疑わしくなるぐらいだ。
以前は少しでも早く解けるようにと、微塵になったクン炭を雪に撒いてみたり、雪が被さったローズマリーを掘り出したりしていたのだが、いつからか行わなくなった。
その労力に対して、効果が非常に限られているのだ。そんな暇があれば、挿し木でも草取りでも進めた方が何倍もましだということにようやく気がついただけなのだが。
見ているお湯は沸かないと言われるが、見ている雪も溶けないに違いない。「気がついていたら溶けていた」というのがよさそうだ。


昼前ようやく圃場に着くと、昨夜の間についたのだろうか、なにか動物の足跡が雪に残っていた。


先日来、少しずつ片付けを始めている剪定枝の山も雪に埋まり、為す術がない。
苗運搬用の一輪車も雪を積んだまま。
雪がなければ挿木をすることもできる親木も雪に埋もれてしまった。限られた作業の中で、今できることを行うしかないようだ。