仕事始めとミヤマホオジロ

長いお正月休みも一応終了。今日からぼちぼち始動する。

休みとはいえ、本格的な作業をしないぐらいで片付けや水やりもあったりするので、誰もいなかったのはさて、1日ほどだっただろうか。

自分もなんやかんやで毎日のようにきてはゴソゴソせざるを得なかった。

まあ、それでも一応のけじめとして「今日からお仕事」ということにする。

この頃は、出勤して最初に行うのが休憩所のストーブ着火だ。ところが、ドアを開けるとバタバタと小鳥が飛び立ってビニールにしきりにぶつかり始めた。

またスズメが入ってきたかなと思ったが、なんか違うなという感じがして写真を撮ってみたらミヤマホオジロだった。普段ならスマホで撮ろうと思ってもできないと思うが、今は鳥籠に一緒に入っているような状態だ。怯えて入り口から出ていきそうなのだが、どうもうまくいかずあっちに行ったりこっちに行ったりしている。

しきりに鳴き声をあげて外に訴えかけているようだがもちろん誰も迎えにはきてくれない。

結局、サイドの通気口を外から開けてやったらようやく脱出した模様。

まあ、仕事始めの最初から少しいいことができたかもしれないのでよしとしよう。

来年の目標ができる

時期的に水やりなどの作業もそれほど多くはないので年末年始はスタッフもゆっくり休みを取る。

とはいえ、以前あまりに気を抜きすぎて水やりが疎かになって痛い思いをしたことがあるので、年末にしっかり水やりをしてから年末年始を迎えることが大切だ。

今日は比較的天気も穏やかだったので、3つのビニールハウスの水やりにとりかかった。ところが3つ目の途中で水圧が急に下がり、水が出なくなった。

調子よくいっていたので、3つ目を終えたらもう一つのビニールハウスも・・・と考えていた矢先だった。最初は理由がわからなかったが、ようやく思い出した。

秋に貯水タンクの掃除をした時、サブ用の一番大きな貯水タンクが汚かったので掃除をしたのだが、水が抜けきれず、このまま乾燥させようとバルブを閉じていたのを思い出した。それならば比較的小さいタンク1つだけでは水が切れても仕様がない。

「大掃除として最後に洗ってしまうか」とも思ったが、見に行ってみたら、中は乾燥し切っておらず、当初のまま水が残っていた・・・。

20年ほど前ならば「エイヤッ」と気合を入れてタンクの中に入っていたかもしれないが、今年は「う〜ん、まあいいか」と、写真を撮るだけで蓋を閉じてしまった。

明日にはメインのタンクにも水が溜まっているだろうし、春までにこのタンクもきっちり洗おう。来年の一つの目標はできたが、さて、実行できるのか?

春に楽をするために

ここしばらくは、強い寒さもないが、低い気温が続いているので、植物にじわじわと寒さのダメージも蓄積している。

裏の雑草地に自生しているカンナも少し前から葉が真っ赤になってきた。

ビニールハウスの横のメキシカンブッシュセイジも秋から伸びた葉のうち、柔らかいところが寒さで傷み始めた。冬の初めに強烈な寒波が来た時などは、株元まで一気にシワシワになってしまうが、今年は寒さの影響が穏やかなようだ。もちろん、来月半ばぐらいまでには全体が一度枯れると予想される。

秋の終わりに、夏までの古い枝は剪定しておいたので、春先にこの柔らかい芽が傷んだのを片付ければいいから比較的楽だ。春、古くて硬い枝が残っているとそれだけでも剪定が面倒くさくなる。ついつい後回しになって、春の新芽が伸び出す。更に剪定がやりにくくなって途方にくれる・・・・といったパターンもこの冬は回避できそうだ。

今は少し暇な時期なので、こういう、春に楽ができる作業を進めるのも良さそうだ。

ひと月遅れで

秋から春はじめにかけては株分け作業も多い。ミントや匍匐性のタイム類などが主体だが、カモミールの仲間でもローマンカモミールなどは株分でも増殖する。

ただ、株分けといっても、位置によっては株分しにくい(できない)場所もある。思いのほか長く伸びてしまって、まだ根が十分に出ていない場所などがそうだ。

ものすごく株に余裕がある場合は気前よくその場所は落としてしまうが、そうでない場合はもったいないのでその場所も挿し芽用に使う。

ひと月前に株分け作業を行なったローマンカモミールもそうだった。その時の差し芽が意外に早く発根したのでポット上げ作業を行なった。

気温が比較的高めだったせいか、根の状態も悪くない。

せっかくなのでひと月前に株分けした一群と並べて育ててみることにした。

奥がひと月前の株分け苗

春ならば一気に追いつくかもしれないが、これからは更に気温は低くなっていくので、あまり成長はしないだろう。

時期的にトラブルは少ないと思うので、ゆっくり成長を見守れば良いだろう。

より色濃く

気温が低く、冷たい雨が降る日が多い。たまに日が差しても、長くは続かないから気温も低いままだ。

一月ほど前、もう一歩で咲きそうだったラベンダーの花穂も蕾のまま。色だけ濃くなるも、開花には至らない。

開花した花穂も同じようにとても濃く、良い色だ。このあたりでは初夏にこの色で咲くことは種類にもよるが滅多にない。

蕾のままのこの深い色合いもまた良いものなので、無理に咲かなくてもいいように思う。

空気が乾いている地域ならこのままドライフラワーにもなりそうだ。残念ながら毎日のように雨が降るここ山陰では無理な話だが。