強烈な雨と蒸し暑さの1日

後で知ったことだが、今朝、このあたりでは大雨洪水警報が出たようだ。

確かに、7時半過ぎからものすごく雨足が強まって、圃場の轍も川と化した。

川になる轍
轍が川になる

一応ビニールハウスは周囲よりも少し高いところに建っているので、水捌けは悪くない。

それなのに中の通路中程まで水が溢れるというのは、相当の雨量だ。

水の氾濫
ビニールハウス内部まで水が入ってくるのは稀

ここまで水が来たとき、いままでの経験では線状降水帯などで雨が降り続き、相当の被害がでたこともあった。少しだけ「危ないかも」という予感がした。

水路の水
用水路も氾濫一歩手前

圃場の脇の用水路もあふれる一歩手前。

ところが、その雨も急に小降りになり、10時前にはパラパラと降る小雨程度になった。昔の夏の夕立が強烈になった感じだ。

その代わり、猛烈な蒸し暑さが残った。気温は30度を下回っているのに肌がじっとり、不快だ。でも、一番不快に思っているのは蒸れを嫌う種類のハーブだろう。強烈な雨で泥が株元に押し寄せていないか、やや心配である。

怠ける口実

長年、エンジン式の草刈機を使ってきた。相当古く、20年を超えるかもしれない草刈機だが、修理を繰り返しながらも、いまだに問題なく現役である。

エンジン草刈機
取り替えるパーツももうなくなってきた古いエンジン

数年前から、充電式の草刈機を目にするするようになったが、当初は「まだまだオモチャ、小さなお庭ならまだしも、畑ではとてもとても・・・」という感じだったし、草刈り作業を行うのもエンジン草刈機に慣れた男性スタッフばかりだったので、まったく使うことなど想定していなかった。

だが、昨年ぐらいから女性スタッフにも草刈りをしてもらう必要性が出てきたことでエンジン草刈機の使い方を教えたのだが、口を揃えて「エンジンが怖い」という。特にエンジンの大きい音が気になるそうだ。排気ガスもくさいという声もあった。

草刈り自体に慣れてもらう必要もあるので、とっかかりだけでもと、電動草刈機も借りてきたのだが、やはりこちらの方が安心して使えるとのこと。

たしかに音という意味では、真夏など、涼しい朝や夕方に草刈りをしたい場合がよくある。民家が少ない地域とはいえ、近隣への騒音を考えると電動の静かな作業にも惹かれるものがある。

そういった条件が重なり、すでにエンジンが一台あるのにもったいないかなと思いつつも、今年思い切って電動式の草刈機を導入した。

電動草刈機

当然パワーの面ではエンジン草刈機に劣るし、稀に電気が近くにない山などで作業するときには頼りにならないが、一番頻繁に使う圃場の周りでは全く問題がないし、やはり静粛性はエンジンとは比べ物にならない。使い勝手も悪くない。発売されてある程度経ったので、実用性も向上したのだろう。

女性陣も、みな安心して使えるようになった。きっと電化製品の延長という感じなのだろう。

自分も最初はカッコつけてエンジン草刈機ばかり使っていたのだが、この夏は暑い日が多かったので朝や夕方の作業の方が楽。電動草刈機の出番はおのずから増えた。

ちょっと不満だったバッテリーの持ちについても、バッテリーが切れたら「ま、このへんにしておくか」と怠ける口実にもなる。エンジンの場合はつい頑張ってしまうので、暑さの中、体をいたわるのにも役立ったかもしれない。