こんな場所にはこのハーブ-アジュガ・バーガンディグロウ

グラウンドカバープランツとしてよく用いられる原種のアジュガ(アユガ。また、ジュウニヒトエと呼ばれることも多い・・・正確には違うが)は、丈夫で、日陰から相当の日向まで耐えてくれるし、春にはブルーの花が楽しめる。ただ、葉色が濃すぎてやや重たい印象を与えるのも否めない。

そんなアジュガの中でも葉色がカラフルな種類がいくつかあり、このアジュガ・バーガンディグロウもその一つだ。
原種に比べると、極端な強光線や乾燥にはやや弱いし、広がりもゆっくりだ。しかし、葉色は年中楽しめるし、春のブルー花も葉色に映えて軽やかな印象を与える。

アジュガ・バーガンディグロウ
このお庭では、南側〜西側のフェンスとそれに絡ませたバラ、東の建物のために直射日光は入りづらい。なので、ローズマリーやラベンダーなどは徒長してしまうのだが、プルモナリアなどの日陰向き植物の仲間とともにアジュガ・バーガンディグロウは元気にしている。葉の間から漏れてくる光ぐらいがちょうど良いのだろう。

自分でも徐々には広がっていくが、毎年冬か春先に株分けをしてやることでずいぶん広がった。背丈も低いので、縁取りのようにするとお勧めである。

戒め

庭作業中のこと。剪定をしている最中に携帯が鳴った。
「後2、3本で終わりなのに・・・」と、
手を止め、手袋を脱いだ。通話が終り、さて残りを片付けようと手を伸ばしたところ、
「チクチクッ」
あちゃー、やられた。手の先の葉にはイラガちゃんがいたのだ。もう終わりだと、手袋をしなかった私が悪い。

だいたい、このお庭にはいなかったはずだけど、結構発生は気まぐれ。来年も出るかというとそう出なかったりする。ついでに、早く片付けようなんて気が緩んでいる時に限って戒めるようにアタックされるのだ。

痛みは増し続けるが、こんな時は慌てず騒がず、ガーデニングツールに常備しているガムテープを取り出す。

ガムテープ

針が刺さっていると思われるところにべたっとはってベリッとはがす。何度か繰り返しておいて、念のため毒消しにラベンダーオイルを塗っておく。経験上、だいたいこれで大丈夫。服に毒針がまとわりつき、いつまでも伝播し続けるチャドクガの幼虫に比べるといたって対処はシンプル。

しばらくはチクチクと痛みが残るが徐々に弱くなり、お昼に帰る頃、もう痛みは消え、ガムテープでベリベリしたところが赤く腫れているだけだった。

イラガの幼虫
この方たちにやられました・・・。