ミセスキングスリーはお年?

先日誕生日を迎え、大台に入った。もうずいぶん長く生きた気がする。なんて言っていると「五十が折り返し」と豪語するスタッフに笑われそうだ。

ニオイゼラニウムが次々と咲き続けている。松江では簡単な防寒で(場所によってはしなくても)冬を越すし、病害虫ともほとんど無縁なので気楽に育てられる。花の時期もいつの間にか咲きはじめてくるという感じである。

アプリコットゼラニウム

今日咲いていたアプリコットゼラニウムは結構好きな花である。花びらの縁の周りが白っぽく、柔らかい感じで、花の姿も可愛らしい。

ミセスキングスリーゼラニウム

一方、ミセスキングスリーゼラニウムは花つきも良く、大きめの花で見事だが、なんとも色がどぎつい。コントラスト強すぎである。今、画面で見ていても目がチカチカしてくる。

目が老化してくると、コントラストが強い色でないと満足しにくくなってくるという。パステルカラーが楽しめるのは目の年齢が若いうちである。店頭でお客様の花の好みを聞くとはっきりわかる。まだ、この花の色がきつく感じられるのは目が若い証拠だろうか。

ゼラニウムに限らず、花には女性の名前が付けられたものが多い。作出した当人の名前だったり、その女性に捧げられて名前が付けられるようだ。ミセス・キングスリーは作出者なのか、作出者の奥様なのか知らないけれど、この色が気に入ったのなら結構お年だったのかも知れない。