4月に入ってから寒い日が続く。あるスタッフのご主人は昨夜会社のお花見会があったようだが、相当寒かったのではないだろうか。
3月も中程ぐらいまではそこそこ暖かい日も多く、そのまま一気に春に突入かという感じもしたが、ここに来て急ブレーキがかかったような感じだ。
今日も朝のうちは雨が降り、気温も低く、溝掃除の続きをしようと思っていたがとても取り掛かる気にはなれなかった。
とりあえず、作業が遅れていたグラス類のメンテナンスを行う。
当店の場合、この時期まだレモングラスの親株はまっ茶色で、生きているのかどうかさえわからない。もちろん株分などの増殖作業もできない。
ある程度育つのを待っていたらスタートが梅雨前になってしまうので、前年の秋に株を掘り上げ、苗作りを行う。そうすることで春(正確には初夏ぐらいになるが・・・)に苗を販売する事ができる。
ところが、この場合問題がある。株分したうち、ある程度の株は冬を越す事ができずに枯れてしまうのだ。なので、春の初めに冬を越した株とそうでない株をよりわけ、また古い葉や雑草を取り除く作業を行う。
今年はこの作業が遅れに遅れ、4月にはいってからとなってしまった。ただ、株の様子は冬の終わりとあまり変わらないので、結果オーライということにしたい。



写真を撮って顔のところを見ると、アブだという感じがよくわかるが、肉眼だと素早く動く虫なのでそれさえわからない。この辺も機械に頼るしかなさそうだ。
それでも春になったこともあり、急に気になってきた。作業の手を止めて植えてある親株を見に行った。冬の間掘ったりしないよう、支柱は残しておいたが、ぱっと見、それらしいものが見えず少し焦る。
だが枯れ葉や草をかき分けてみると、ぎゅっと充実した芽が顔を見せた。一安心する。
なんて書くと、「えっ、今から?」と思われるかもしれないが、そう、今からである。一昨日の朝はまだビニールハウスの横に雪が溜まっていたぐらいなのだ。
ただ、今年も残念ながらさくらんぼの実を口にすることはなさそうだ。