出撃準備

今年はなんとなくナメクジの被害が多い感じがする。皆様の所はどうですか?

スミレの仲間の葉も穴だらけになったし、バジルの新芽もかじられた。そしてなんといっても発芽したばかりのナスビときゅうりが一夜にして消失してしまったのには腹が立った。

そして、今標的になっているのが、ニオイアヤメである。どうやら終った花を目当てに食べに来るようだ。咲いている時もかぐわしい花だからきっと食欲がそそられるのだろう。

開化を終えた花。これだけを食べてくれるのなら良いのだが・・・
開化を終えた花。これだけを食べてくれるのなら良いのだが・・・

終った花を食べに来るぐらいならば目をつむる所だが、ついでに葉までかじって帰られたのではたまらない。それでもと思い、朝早い内にチェックして捕殺するようにしているが次から次へと現れる感じできりがない。

葉に大穴が・・・
葉に大穴が・・・

ところが、夕方様子を見に行ってみると、株元にカエル君がいつの間にかいらっしゃる。ナメクジが出てくる時間にむけて出撃準備か?と思いたい。心なしか目つきも鋭くなっているような・・・?

カエル

ぐにゃり

涼しい日陰が大好きなラングワートは夏が苦手。今年はそれでも楽な方だったかも知れないにせよ、やはり葉は傷みやすい。

育苗中の大きめの苗も涼しくなって新しい葉も伸びはじめたので傷んだ葉を整理していた。中には結構株が太ってきたものもあったのでついでに株分けしようとポットを持ち上げようとすると。
「ぐにゃり」
思わず手を引いてしまう不快な感触。ナメクジである。年がら年中そこそこ湿り気のあるビニールハウスでは一年を通じてお付き合いせざるを得ない方たちだが、相変わらずあまり好きにはなれない。

ナメクジ

触ったあとに残るネバネバは少々洗ったぐらいでは取れないし、そのまま作業しているとその部分だけに泥がひっついて気にかかる。ハーブたちを食べてしまうのはある程度黙認してあげているので、せめて仕事の邪魔はしないで欲しい。

ところで、ナメクジの卵、見たことがありますか?初めて見たときは、こんな美しい卵、何の卵だろうと驚いた。美味しそうに思えるほどだったのに、まさかナメクジの卵だったとは。でも、殻付きのナメクジの親戚も大喜びで食べる人間様、どこかの国では珍重される食材だったとしてもおかしくは無いが・・・・