日陰の2時間

今日の夕方はバイクで圃場までやってきたが、風を切ると少し肌寒さを感じるほど。もう少ししたら帰り道は上着が必要になるかも。むしろ嬉しいぐらいだが。

一番西側のビニールハウスが山の影に入ってから日没まできっちり2時間。これは、季節によらずほぼ同じ。真夏、もっと日暮れが遅い時期は、5時半ぐらいに影ができはじめる。

今は4時半となった。これから2時間ほどは涼しいし何かと作業はやりやすい。もちろん、日没直前は暗くて細かい作業はできにくくなるが。

2時間弱という時間は、区切りとしてちょうど良い。これを超えると同じ作業では飽きてダレてくるし、様々な作業をしていても、少し疲れが溜まって来る頃だ。

ましてや、日暮れという強制的に終わりが告げられる時間帯。太陽が沈むのに急かされ、1日の終わりなのに案外作業がはかどる。夏は真昼の時間が作業効率も悪いのでゆっくり体を休め、むしろ夕方の作業は気合いも入りやすい。

こうして季節に応じて、時間を自分で差配できるのは農業のいいところだし、これを上手にできるかどうかは農業に向いているかどうかにも関わってくるとおもう。

今日はこの時間を使って秋まきの種子をいくつか撒き始めたり、畑の伸び過ぎた親株の剪定、この間までの渇水時に枯れてしまったベルガモットの古い枝の剪定などができた。同じ日陰の2時間でも、少し細かい作業や体を動かす作業もしやすくなった。ありがたい限りである。