使わずに済むのが吉

防災食など、劣化する防災用品はローリングストックすべきと言われるが、普段から実行するのは難しい。

一応そのつもりで買っておいても、つ期限を忘れてしまう。たまに、料理をするときに材料が不足してストックから引っ張り出すことはあるが、普段の料理ではつかわない非常食用のお米や缶詰はうっかりしていると賞味期限を過ぎてしまうものだ。

今年の夏も、賞味期限オーバーのトマト缶やアルファ米を恐る恐る口にした。どちらも大丈夫だったが。いずれにしても賞味期限を迎えるまでの期間、使わずに済んだことを素直に喜ぶのが大事だ。

圃場でも、この夏使わずに済んだ防災用品がある。

水運搬用のタンクだ。

毎年梅雨の間に準備して万一の渇水の時に利用できるようにしておくのだが、この夏はもう1日か2日雨が降らなかったら使うことになったかもしれない。

幸い、水を汲むポンプも準備して、さあ、明日か明後日からは水運びか?というタイミングで恵みの雨が降った。

もうさすがに出番はないので、埃や蜘蛛の巣を払い、ざっと拭いて片付け準備も完了。使わないで済んだことを改めて喜ばなくてはならない。

それほど使わなくても、劣化するパーツもあるのでチェックは欠かせない。本体は強いが、キャップ類は案外弱いので、来年かその次には交換が必要そうだ。

本当は軽トラの荷台などで使うべきだと思うが、詰むのは軽バンしかない。キャップ類がヘタって荷台が水浸しというのは勘弁願いたい。来年また取り出すときには再チェックが必要だ。