現在管理しているお庭のうち、無くなられたご主人が大切にしていたと言う庭が3つもある。
こういう庭の管理を引き継ぐ場合、最初の春は要注意である。思わぬところから球根が芽を出し始めるのだ。クロッカスやチューリップ、スイセンetc.・・・出て来てはじめて植えられているのに気づくことが多い
そんなお庭の一つで、今年もハナニラ(イフェイオン・食用の花ニラとは別)が咲き始めた。このお庭はローズが主体なので、葉だけが出ている時にはコンパニオンプランツとしてニラを植えておられたのだろうとばかり思っていた。翌春開花してようやく、何だ、ハナニラだったのかと気がつく始末。香りも良く似ているのだ。
これぐらい香るので、何かしら防虫効果ももしかしたらあるのかもしれないが、とにかくものすごい勢力で広がる。時々は抑制しないと庭中がハナニラだらけになる恐れがあるぐらいだ。もしかしたらグラウンドカバー用として植えられたのだろうか・・・なんて推理しながらの庭仕事である。