明日の課題

引き続き、店舗北側の花壇の話題。今年は斑入りのラングワートはまずまずなのに、斑が入っていない方がなにやら元気がない。昨年4株あったのを株分けしてから、なんとなく調子が良くないのだ。一応花は咲いているものの、全体に勢いが無い。
ラングワート
この花壇は4区画に区切られていて、となりの区画の斑入りの方はご覧の通りまずまずのコンディション。

葉色も鮮やかである
花茎も元気に立ち上がっている

花色も鮮やかである。土も同じ、環境には違いがない。

この花壇は真昼は陰になり、風通しも良く、ラングワートにとっては快適なはず。唯一難点を上げるとしたら、軒からの雨だれがあって、泥の跳ね返りがあることだろうか。(雨だれが集中する所は列を開けてあるので直接かかることはないけれど)

となると考えられるのは、コガネムシの食害ぐらい。案外引っ張ってみたら根ごとスポッと取れたりして・・・。咲いてはいるものの実は青色吐息だった・・・。なんてことじゃないといいのだが。隣りの区画とは、かなり深くまでレンガで仕切られているので、この区画だけ調子が悪いと言うことも考えられる。

もう夜中だし、明日調べてみよう。本当に好きな人なら、今からでも懐中電灯を持って出かけるところだ。でも、通りに面しているし、あまりに怪しげである。ラングワートだってびっくりするだろうしね。

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リベンジは来春に

店の北側にある花壇には、2年ほど前にお客様からプレゼントされたクリスマスローズがある。詳しい品種は分からないけれど、オリエンタリスの実生だと思われる。

クリスマスローズ
もともと丈夫な植物なので、この頃手をかけていなかったら今年は株のボリュームがイマイチであった。昨年は一株当りの花も遥かに多かったのに・・・。写真では手前に斑入りのラングワートがいたりするのでまだごまかせるのだが、良く見ると少し貧弱である。色も昨年に比べると精彩がない。

これだけを見ていれば、「まあ、こんなもんだ」とか、「天気のせいだ」とでも言い訳が出来て、大して気にもならない。でも、先日から仕事で伺った何軒かのお家で、いずれも見事に咲いているのを見てしまった。それ以来、この花壇を見るたびにちょっと悔しい思いをしている。

この春はもう手出ししてもどうしようもないので、秋には株分けをしてやろうか、追肥は何を・・・と思案している。リベンジは来春である。

春のサルビア

昨日に続いて、いま、店の脇の花壇で元気なのがサルビア・ディセルマス。だいぶ花茎も伸び、つぼみが膨らみかけている。こちらは春先に咲いてくれるサルビアということで結構重宝している。花色も春らしく優しげな薄いピンク。

サルビア・ディセルマス

ところが、葉の香りはというとこれがスパイシー。甘いんだけど、ピリッとした刺激がある。う〜ん、うまく伝えられない。ボキャブラリが貧困だなぁ。

乾燥には相当強いようだ。この花壇も、2階部分に軒があるので風向きによっては雨降りでも乾いている。それなのに真夏でもしおれたのを見たことがない。

逆に、少し水分が多いと間延びしやすくなる。手前にいるレウコジャム・オータムナーレも昨年は覆いかぶさられてかわいそうだった。そこで、ディセルマスの方を強剪定したのが昨冬だった。それなのに今やもうここまで成長。今年も油断できそうにない。

調子が良いとこの後も季節季節で咲いてくれる。上手にお付き合いしたい種類である。

どっしり・あおあお

サルビア・フォルスカオレイ
隣はブルーボーイローズマリー、手前はカウスリップ

店頭脇の花壇で、サルビア・フォルスカオレイが気持ちよさそうに葉を広げている。植えて3年目ぐらいになるこの株、もともと丈夫で手間いらず。今年は例年にもまして青々と元気そうな葉を広げている。この場所が気に言っているようで、主のような風格さえ感じられる。

真夏、炎天下でどの花もへたってしまうような時期にしっかりと花をつけてくれるので、花壇の彩りに良いかなとも思って植えたのだが、そんな暑さの中では脇を通る人も、花にまでは目が行かないのだろう、あまり見てもらえていない気がする。そういう私も、花が咲いても毎年、写真に撮り逃しているのだ。

今年こそは灼熱の太陽の元、元気に花を咲かせている様子を御紹介できればと思っている。

ちんがちんが

生産した苗も、すべてが売りきれるわけではない。それでも多年草とか潅木ならば剪定して植え替えるとか、大きめのポットに植え替えて更に大きくすることもできる。

しかし、一年草になるとそうもいかない。いくら植え替えしたところで、そう遠くない時期に開花が始まってしまう。

なかには形が悪すぎて、発売しようにも出来ないものもある。そんな株も含めて「売れ残り決定」となった一年草は畑や花壇で余生を過ごしてもらうことが多い。

ジャーマンカモミール

このジャーマンカモミールも咋秋の苗で残ったものを冬に植えた。ところが、植えた時期がすでに遅く、株も充実しすぎていたのかも知れない。春になって株が成長を始める前にぐんぐん花芽を伸ばしてしまってついに咲いてしまった。

こうなるといくら剪定したところで、もう一度株を繁らせるようにするのは至難のわざである。

だが、本音を言えば株を店頭の花壇に植えておくのは忍びない。
「あー、こげなちんがちんがした花で、ハーブはつまーせんわ」(ああ、こんな貧弱な花が咲いてハーブはつまらないね)
と言われそうである。

でも、自戒の意味も含めて、このまま咲かせてやろうと思う。

ちなみにこれは一昨年前の同じ場所。苗も同じぐらいの程度だったのに・・・
ちなみにこれは一昨年前の同じ場所。苗も同じぐらいの程度だったのに・・・