そり遊びの声

昨日あたりがピークだろうと思っていた今回の寒波、昨夜、もうひと押しという感じで積雪があった。

圃場へもそれほど苦労することなくたどり着くことはできたが、駐車場に車を入れるのは雪をかかないと無理だった。

裏山もしっかり雪化粧。

先日心配していたティートゥリー、かわいそうにずいぶんたわんでいる。枝折れも覚悟だ。

雪対策を怠ったローズマリーも枝がずいぶん押しつぶされていた。裂けている可能性もありそうだ。

昨日の昼、一度日がさしたのが幸いしてビニールハウスに雪が積もり続けることはなく、順調に滑り落ちたようだ。でも、雪の量は予想をかなり超えていた。暖冬気味だろうと少し油断していた。反省である。

昼前、青空が見え始めた頃、裏山に通じる坂道では近所の子供達がソリで遊ぶ歓声が聞こえてきた。

誰も通らないから思い切り遊んで欲しい。

スタッフはかまくらを作りたそうだった。

肩透かし

寒い上に雪や冷たい雨で作業の選択肢が狭まるこの季節はとにかく鉢の植え替え作業が多くなる。

植替えにともなって挿し木(決してベストではないが)、株分作業も行う。

そのなかで安心して行えるのがミントの株分け作業。根詰まりしやすいミントの植え替えは必須だが、寒さにも強いのでこの時期でも遠慮せずに済むし、根やランナーを整理して、ついでに株分すると春に向けて都合がいい。

ただ今年は少し様子が違う。

ジンジャーミントの鉢植え、枯れ上がった昨年の枝はしっかりしているようだが
妙に少ないランナー

一つの鉢から50ぐらいの株分けはできるかなと思って鉢から取り出したジンジャーミント、例年ならばびっしりと鉢の周囲に広がっているランナーが妙に少ない。

 

コガネムシの被害もないようだが。他の鉢も同様、類似のバナナミントやレモンミントなども似たような傾向だった。もちろん、ものすごく強いアップルミントやケンタッキーカーネルミントなどは例年と全く変わらないが。

古い根を整理して新しい土を加え、春を待つ

夏の極端な暑さが尾を引いていたのだろうか。株に負担をかけ過ぎないよう、少し遠慮気味に株分をすることになった。普段なら、数が取れ過ぎて困るぐらいのことが多いのだが。

とりあえずは植え替えて春を待つことにする。

急な積雪

今朝は、拍子抜けするほど雪が少なく、スタッフとも「今日は天気予報外したね」と話していたら、どこかに聞こえたのだろうか、みるみる雪が積もりだし、昼前にはどこもかしこも真っ白になってしまった。夜間はともかく、日中にこんなに一気に降るのはちょっと珍しいように思う。

急な積雪に冬の常連、ジョウビタキもビニールハウスに避難してきた。我々を見てあちこちのビニールにぶつかっていくので扉を開け放したのだがそこから出て行くことはなく、結局換気用の窓を開けたらようやく外へ飛び立っていった。

枝が折れることはないと思うが・・・

急な雪でティートゥリーも重たそうに枝をたわませている。気温的にはおそらく影響はないとは思うのだが、枝先の方の葉は茶色くなってしまうかもしれない。

夕方まで降ったり止んだり、風も強い1日となった。

すじ状の雲

天気予報によると今日から強い冬型の気圧配置になるという。

朝の時点では、夜中にごくうっすらと雪が降ったようだ。

午前中早いうちには、いっとき乾いた雪がサラサラと降り、畑は一瞬白くなった。

膨らんで、今年は開花も早そうに思えていた月桂樹の蕾も急な寒さに耐えているようだ。

昼前から午後にかけてはこの季節特有のすじ状の雲が何度も通り過ぎたようだ。しばらく晴れ間が見えたかと思ったら穏やかな日が差し、しばらくすると再び空が暗くなり、冷たい風とともに雪が舞い始めることの繰り返しだった。

以前、カウンターから日本海が一望できるカフェのマスターに、「すじ状の雲」っていうけれど、ここぐらい遠くまで見渡せると気象衛星の画像のようなすじが見えるものですか?と尋ねたことがある。

海が一望できるとはいっても限度はあるようだ。「とても見えない」との答えが返ってきた。

記憶に残るために

一昨日のことになるが、夕方近所の方がふとビニールハウスにいらっしゃった。

なんの用事だろうか?と思ったら、ビニール袋を手渡された。

中にはふっくらとしたフキノトウ。「もしかして」とは思ったが、加温して栽培されたものだろうかとも思えたので、「えっ、どうされたの?」と訊ねたら、日当たりが良いところでもう早々と顔を出し始めたとのこと。

私が大好物ということをご存知で毎年のようにお裾分けしていただく。感謝するばかりだ。

あとで、以前の日記を調べてみたら、2年前の2/7にもいただいていた。

なので、早いことは早いのだが、とんでもなく早いというわけではなさそうだ。感覚ではフキノトウがでるのはまだずいぶん先のような気がしていたが、自分の記憶というのは当てにならない。

やはり、自分のところで収穫するともう少し記憶に残りやすいのかもしれない。十年以上前、一度畑に植えてみたことはあるのだが、結局根付かずに終わった。もう一度試してみようかなどとも考えている。