津田カブ漬け

相変わらず試行錯誤中のマイ野菜畑。昨年蒔いた2回目の津田カブが、太らないうちにトウが立ってきた。1回目はアブラムシにやられ、2回目にチャレンジしたのだが時期的に遅かったようだ。

津田カブ

松江の名産にもいろいろあるが、個人的に一番好きなのは津田カブ漬けだ(全国的に知られていると言うほどではないが)。牛角型で赤みのあるカブの漬物で、ぬか漬けと醤油漬けがある。私はぬか漬けタイプの方が好みである。

秋の終わり、津田カブ漬けの季節がやって来るのを毎年楽しみにしている。市販されているものでも美味しさは大分違う。メーカーによっても美味しい不味いがあるし(あえて名は伏せますが)、この頃はJAグリーンなどに個人で漬けられたものが出るようになってますます選ぶのが難しくなった。そういうこともあって一度自分でも漬物にチャレンジしてみようと夏に種を蒔いたのだった。仕方がないのでまた今年の夏、再挑戦である。

さて、春になり、カブ漬けを楽しむシーズンもそろそろ終わり。美味しく食べれるのももう僅かとなった。今からではもう遅いが、私のおすすめの食べ方を紹介したい。

普通、カブ本体がメインとなるようだが、私の場合、葉に重きをおく。まず葉の部分を5〜6ミリに刻む。普通はこのままとか、醤油をかけていただくが、私は容器に入れてやや多めに醤油をかけ、冷蔵庫で数日おく。ポイントはラップなど掛けずに、自然に水分が抜けるようにすることである。

置けばおくほどおいしいが、ついつい早いうちから食べてしまい、毎回最もおいしくなる頃にはもう僅かしか残っていない。

そして熱い御飯のお供として楽しむのが最高である。小学生のころ、これだけで10杯飯を平らげたことがある。家族にはこの美味しさがあまりピンとこないようだが、絶対美味しいから、誰か是非ためしてみてください。御飯のお供としては岩ノリ(高級品)と肩を並べる優れ物だと思う。

もちろんカブ本体も適当に切って醤油を少しかけていただく。食後のお茶のお供として愛好している。でも、私にとってはおまけのようなものだ。

さて冒頭の畑の津田カブだが、種子を採ってみようと思っている。隣に普通のカブがある。混じると大変なので早めに処分するつもりだ。

ついつい熱がこもってしまった・・・。

数日後、開花した。

津田カブの花