顔を上げて

先だって紹介した八重咲スイートバイオレットも花は見事だが、やはり可憐さと言う点では原種のスイートバイオレットのほうが上である。

スイートバイオレット

咲き方にしても、蕾がまだ開きかけの時は葉の下でまだうつむき加減にひっそりと姿を隠している。八重咲スイートバイオレットならもう既に葉の上にドテッと蕾を横たえている頃である。

スイートバイオレット

いよいよ開花という時期になると花茎も伸び、花も上を向いて開いてくる。どうぞ香ってくださいと言う感じである。

スイートバイオレット
ところで、スイートバイオレットの甘い香りは、よくよく嗅いでみると極々僅かではあるが不快な香りが混じっている。香水のブレンドでも微妙に悪臭を加えることで深みを加えるというが、こういった花の香りから考え出されたのだろうか。

春の香り

今日のような暖かい日はビニールハウスに入ると良い香りがしてくる。今の時期なら大抵はスイートバイオレットだ。今年は特に八重咲スイートバイオレットが良く開花している。

八重の花は普通のスイートバイオレットよりも花のサイズも大きく、横に広がる性質も強いため、どうしても下向きに開花してしまいやすい。とても魅力的な花なのだが、写真に写すのも斜め下からで一苦労である。

八重スイートバイオレット

本来はこのようなことはしないのだが、今回は特別にタイで補助をして撮影したのだった。