初仕事

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく御願いいたします。

昨年と違って、雪の少ない、おだやかなお正月を過ごさせていただいた。年末年始と結構ゆったりと過ごしていたおかげで体も気分もたるみ気味。少しひきしめねばならない。

でも、正月明けというのはどうしてこうピシッとスタートが切れないのだろう。ビニールハウスへ行っても、年末の続きのような掃除や片付けをしてみたり、ちょこちょこと気がついた作業を進めるぐらいしかできなかった。

これではイカン。と、本格的な作業を前に道具の手入れをすることに(本当は新年に向け、年末に終えておきたかった・・・)。大小のハサミやナイフは研ぎ、注油。年末の庭仕事でアク等がこびりついた刃もピカピカになった。

革のハサミケースや、ツールバッグもところどころほつれていたりしたのでレザークラフト用の針と糸で補修。一年酷使すると結構傷むものだ。普段は全く無造作に扱っているので所々大きな傷もできている。

製作より2年半、だいぶ味も出てきた。
製作より2年半、だいぶ味も出てきた。

補修が完了したらしっかり保革油を塗り込む。保革油は何にでも使えるタイプのもの。それでも定期的に塗っておくと相当違いがあるようだ。イチローとまでは行かなくても道具を大事にすることは良い仕事につながる(はずだ)。

保革油
道具の準備もできると、さすがに気分もあらたまり、さあ、仕事だ。(明日から!)

大容量

デジカメはハサミと同じぐらい、仕事のときにはなくてはならないツールだ。今、その時がシャッターチャンスとなりうるので、常に鞄に入れるようにしている。

デジカメがまだ主流でなかった頃は、一本のフィルムをそれは大事に使ったものである。現像代も馬鹿にならなかったしね。幸い、デジカメではそんなことを気にする必要もないのだが、見境なしに撮っていると後でしっぺ返しを受ける。未整理のデータがどんどん溜まってしまうのだ。

一応冬仕事として処理するつもりではいるが、現在すでに未処理のものが 1000枚を越えている。

これでも、自分の性格は分かっているつもりで、デジカメを買い替えた際にも、その前に使っていた32MBのSDカードを引き続き使うことにした。これだと撮れてもせいぜい20枚に満たない。それでも未処理は溜まる一方。現在主流の○GBなんてメモリを使うと一体どうなってしまうのやら、考えるだに恐ろしい。

SDカード

今や、こんな小容量のSDカードはすでに店頭から消えている。SDメモリにも寿命があるというが、次はどうしたら良いのだろう。ところで、私が最初に買ったパソコンにはハードディスクがついていなかった。高価な外付けHDを清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったのを今でも覚えている。【大容量40MB】がウリの製品であった・・・。

長靴30万歩

長靴にヒビが入った。しかも、年初に購入した長靴は3月には同じようにヒビ割れして穴が開いてしまったので買い替えたばかりである。3カ月ごとに長靴を変えていたのではかなわない。

長靴そもそもこの程度の耐久性なのか、それとも使い方に問題があるのか。自分では判断しようも無いので、メーカーに問い合わせてみることに。幸い2足目は国内でもトップシェアの弘進ゴム。HPから質問するとすぐに返事が返ってきた。

それによると

・・・
一般的なお話になりますが安価品で10万歩、中級品で30万歩程度で
ゴムに亀裂等入りやすくなります。また、先芯入りはどうしても先芯周辺のゴムへのストレスが掛かりやすく、割れやすいということもございます。
・・・

なのだそうだ。
たしかに、日々、圃場でバタバタしていると多い日にはそれだけで1万歩ぐらい歩いている。(携帯の歩数計なので、参考程度だが〕。だから3カ月でへたる可能性は充分ある。そもそも長靴を履いて1万歩も歩くべきではないのだろう。

ついでに私のような使用状況で何かおすすめはと尋ねてみたら、高耐久性の「ジョーブーツ」や「ゾナセーフティー」という製品をすすめられた。「ジョーブーツ」は100万歩までOKだそうだ。そういう情報はなかなかネットを探しても出てこない。何事も聞いてみるものである。

アシナガバチも仰天

今朝、ビニールハウスへやって来ると、ラジカセの棚に何やら張り紙が。
注意書き
なになに、アシナガバチ注意!!??

そう言えば、ここ数日、ビニールハウスの中でもアシナガバチやキイロスズメバチをよく見かけた。どちらとも、巣を作る場所を探しているような様子で、昨日見たキイロスズメバチはホバリングをしながらしきりに隙間を探していた。

恐る恐る覗いてみたが、いまのところ巣らしきものは見当たらない。

ちょうどこのラジカセが置いてある箱は、ラジカセを強い日射や結露したビニールから落ちてくる雨垂れを防ぐためのもの。巣を作る場所としては理想的かも知れない。しかし、アシナガバチには毎年のように痛い目にあっているし、ラジオを付けようとして刺されるのではたまらない。しばらくは要注意である。

さて、この棚と言うか箱、もともとは小型のスピーカーであった。壊れてしまったのでユニットを外して外側だけを流用したのだが、さすが良く反響するようでラジカセの音もちょっとだけ良くなった気がする。

ところで先日、スタッフのひとりが、この箱をもらえないかと言ってきた。何をするのかと思いきや、神棚!にするという。中の祭壇(というのかな?)はホームセンターですでに買ってあると言うのだが、この箱ではさすがに罰が当たるのではないだろうか。本人は丈夫そうで良いと言っているけれど、そもそも、家を建てたのはもう30年ぐらい前のはず。今更ではないですか?アシナガバチも仰天しそうな話である。

頼もしいヤツ

冬はビニールハウスの施設のメンテナンスを行なうことが多い。棚を作ったり、拡張したり、補強したり。今年は特に雪で破損したビニールハウスの修理に手間がかかっている。

この頃のパイプハウスは、接続するための金具などが充実しているので、金槌やドライバーぐらいあればそこそこ作ることもできるが、パイプを切ったりするにはさすがに専門の道具が必要になる。今まではサンダー(ディスクグラインダ)と呼ばれる電動の切断機を使っていた。パイプを切るだけでなく、刃を替えることによってレンガも切れるし、サビ落としなんかにも使える。ただ、これは火花が凄いし、強力な回転力があるので危険性も高い。音もものすごいので使うと自然に緊張感も高まる。

パイプ切断用に以前から少し気になっていたツールがあった。配管作業をしている友人が以前持っていたパイプカッターである。パイプに当ててくるくると回すと鉄パイプもポキンと折れるのだ。初めて見た時は、ちょっとびっくりした。こんなに簡単に切断できるとは。

それでも今まではサンダーがあるのでわざわざ購入するまでにはいたらなかった。

パイプカッター

ところが今回、相当数パイプを切る必要が出てきたので購入に踏みきった。パイプに当てて手元の握りを締めながらクルクルと回転させる。厚めのパイプでもものの10回転ほどで切断できる。静かだし、危なくないし、電源コードも引きずらないので非常に楽に作業が進む。心配だったのは鉄のパイプを切断して、さて、何本ぐらいまで切れるのかと言うことだった。でも、今の所無駄な心配であった。200本ぐらい切っても特に問題はないようだ。はじめからついている替え刃も今の所出番がない。

普通の園芸には用がないツールだが、鉄の他にステンレスや銅、真鍮、アルミ、塩ビパイプなども切断できるようなのでDIYが好きなひとにはちょっとおすすめしたい。パイプを切るとどうしても斜めになってしまうと言う悩みも解消される。ホームセンターで購入。2680円ナリ。