寒中の芽(2)

ビニールハウスの中では次々と新芽が見えはじめつつある。たいていは嬉しい新芽であるが一方でまだ早いのに・・・という新芽もちらほら。

食用ホオズキ

春までじっとしておいてもらいたい食用ホオズキからも気が早い新芽が伸びはじめた。この後強い寒さが来たらどうせダウンしてしまうのに。かといって二重のビニールハウスへ移すほどでもないし。このままどうなるかしばらく様子を見よう。

サントリナ

また、こんなのも困ってしまう。主枝が折れてしまったサントリナ。横に伸びた枝が太ってしまい木質化。非常に格好が悪い株になってしまった。サントリナは毎年春に地際まで切り戻しておけばとても良い形でまとめることができるのに何年か前に剪定を怠けてしまったのだろう。もうこうなると形を戻すのは至難の業である。新しい株に更新するのが良いのだろうが、このサントリナの行き場所も見つかりそうにない。しばらくこのままになりそうである。決断力に欠けるなぁ。

グリーンボール

一つの植物を何年も育てていると花以外の季節に思わぬ魅力を見つけることがある。

春先のカラミント・ネペトイデスは葉が密に詰まり、グリーンの球体のように育っていく。毎年、この姿を見るのを楽しみにしている。春のエネルギーがぎゅっと詰まっているような感じがする。
カラミント・ネペトイデス
ポイントは冬の初めから遅くとも2月までにしっかりと地際まで刈り込んでおくことである。風通しが良いとなおさら形良く育つ。今年は奥に見えるオレガノ・ハイブリッドが大分大きくなってきてしまったので移植してやらなければならない。
カラミント・ネペトイデス
こちらは圃場の横のガーデンの株。毎年一株だけぽつんととぼけた感じで春に出てくるのでなにやら可笑しい。
“グリーンボール” の続きを読む