切り戻し

秋から冬にかけてはだらんと伸びてしまったラベンダーを切り戻すには良い機会である。

圃場でも大きめのポット苗の切り戻しを行った。ただ、気を付けるのは株元から新芽が出ていること。この新芽が出ていないと、切り戻したが最後、芽が出ずにオシマイということも希ではない。
グロッソラベンダー
グロッソラベンダーも比較的形良く育つラベンダーではあるが切り戻しをするとしないとでは夏前の形が大分違ってくる。

やはり株元から新芽がぎゅっと詰まって出ている方がラベンダーらしい(風通しと言う点ではアップライトシェイプの方がもちろんいいのだが・・・)。もう少し暖かくなるとこの新芽が驚くべき勢いで伸びていくだろう。

もう一つのスノードロップ

雪の中から姿を現し、春を告げる花として知られるスノードロップ。私も好きな花の一つである。厳寒の中で雪さえものとせずに花茎を持ち上げる力には驚かざるを得ない。ただ、その姿からも冷たさ、硬質さを感じてしまう。春の花というよりは冬の花に思えるのだ。

さて、ビニールハウスでは今の時期思わぬ陽気に早く目覚めてしまったハーブたちが現れはじめた。写真のアネモネ・シルベストリスもその一つ。本当ならもっと暖かくなってきてから花を見せるのだが。
アネモネ・シルベストリス1
この、アネモネ・シルベストリスには「スノードロップアネモネ」という別名がある。純白の花と開花前に首をもたげた姿からそう呼ばれるのかも知れない。スノードロップに比べると春の雪を思わせる柔らかさがあり、個人的にはこちらの方が好きである。
アネモネ・シルベストリス2
割合育てやすい種類で、コンディションが良いと秋にも開花してくれるのがまたお得さを感じさせるアネモネである。