斑入りと耐寒性

斑入りのラングワート(プルモナリア)は花もさる事ながら、葉の雰囲気を楽しめるのが嬉しい植物だ。以前、この葉を上手に使ったアレンジメントを頂いて感心したことがある。

この辺りでは、夏には結構葉傷みがする。猛暑の年など、株がダウンする恐れも結構高い。一方、冬は御機嫌である。春の開花を前にして葉も嬉しそうである。

斑が入った様子が肺に似ているとか、病気になった肺に似ているとか、それで肺病に効くと言われていたらしい
斑が入った様子が肺に似ているとか、病気になった肺に似ているとか、それで肺病に効くと言われていたらしい

それなのに、斑のないラングワートは秋も終わり頃になると葉をどんどん枯らしていく。今の時期は株元にちょろっと新芽が覗くぐらいで、花壇に植えた株も年末に葉を取り除かなくては見た目も悪い。

同じ植物なら斑入りの方が弱いのが普通である。不思議なところなのだが本当に寒さに強い植物は落葉したり、地上部を無くすなど、寒さへの準備がきっちり出来るものが多い。この辺りでは実証できないけれど、やはり斑の無い方が本当の寒さにはより強いんじゃないかと想像している。