捕虫サルビア

秋も深まってくると庭の色も一つ、また一つと数が減ってくる。
年の終わりを感じ、落ち着きを増してくる庭を眺めるのもまた良いものだ。

夏から秋の主役だったセイジやサルビアの仲間も一つずつ花が終り、冬に備えて剪定をするのもこの季節だ。

そんな季節、まだ一角を鮮やかに彩っているのが、サルビア・マドレンシス(別名、イエローマジェスティ)である。
サルビア・マドレンシス
サルビア・マドレンシスは秋に咲くサルビアの仲間でも特に大型になる(というか、背が高くなる)。はじめて育てた時など、見上げたさらに上に花が咲いてしまい、写真を撮るのにも苦労した覚えがある。

第一、分枝しにくいのでそれほど大きくなってしまうと、秋の台風で折れてしまうことも多い。こういった反省から夏の間に一度か二度剪定をして枝分かれさせて、背丈を程々にとどめておくようにしている。

おそらく、夏の間に出来始めた花芽が剪定によって失われたことも開花時期が遅くなった一因だと思う。今年は台風も多かったので、よけいに強めに刈り込んだこともあって、腰まで届くか届かないかで花が咲いた。青空に黄色い花が映えるのも悪くはないけれど、これぐらいが邪魔にならなくてちょうど良い。青空をバックにするより、葉のグリーンをバックにしたほうが写真映りもいい感じだ。

ところで、このマドレンシスに限ったことではないが、サルビアの仲間には花茎が粘つくものが多い。育てたりする上では困らないが、花に近寄って写真を取ろうとすると、小さな虫がくっついたまま死んでいて見た目が悪いことこの上ない。

サルビア・マドレンシス

大きなガガンボみたいな虫までこの通り。黄色い色に誘引される昆虫も多いというが、こういうシーンを見て吸着タイプの捕虫シートは作られたのだろうか?

サルビア・マドレンシス

秋の黄色

黄色い花はあまり好きな方ではないけれど(以前にも書いたかな?)、ブルー系の花の中にちょっと加えると明るい雰囲気になるし、良く目立つ。

どちらかといえばブルー系の花が多いセイジ、サルビアの中でも秋に開花するサルビア・マドレンシスは背丈を越すサイズになることもあって花壇の中でも特に目を引く。

サルビア・マドレンシス

惜しいのは、適切に剪定して早くから分枝させないと株元から数本の茎がビューン、ビューンと伸びてしまい、とても不安定になってしまうことだ。写真の株も先日の台風で揺すられてしまい、株がやや持ち上げられてしまった。対策はそれなりに行なっていたのに・・・

そういった育ち方をするので、切り花にするには、やや大きすぎる。またこの種類も粘つくので、小さな虫がくっついてしまうのは残念だ。庭にドーンと咲かせるのが一番だろう。

イエロー系のサルビアも上手に使いたいところであるが、黄花アキギリは少し小さくまとまりすぎるし、この種類は大きすぎる。この間のサイズで濃いめの黄色いサルビアがあるとありがたい・・・

さて、日本ではイエローマジェスティーと呼ばれることも多いようだが、 Salvia guaraniticaのパープルマジェスティーとはだいぶ違う。それにしても上手に名前を付けるものですね。