快適な梅雨

梅雨は全くあける気配がない。週間予報を見ても7月の終り頃まで曇りマークが続く。苗の徒長を心配しつつ空を見上げている。

一方で、暑さや直射日光を嫌う種類は元気いっぱいである。快適に梅雨ライフをお過ごし中だ。

ゴールデンレモンバーム

このゴールデンレモンバームの苗も、例年ならば、梅雨の半ば頃までに強い日差しで葉が焼けたようになって、日陰で療養中の身である。ところが今年は日よけをしていないところでもこんな調子。壁紙にでも使えそうないい感じの葉を伸ばしている。

まあ、この後本来の暑さが戻ってきたときのほうが返って怖いというものだ。早めに剪定しておいた方が良いのかも・・・と思うこの頃である。

ひなたのレモンバーム

相変わらず雨が少ない。レモンバームも例年より早く開花の準備を始めたようだ。枝先の葉が小さくなりはじめ、葉と葉の間に隙間が出はじめると開花段階へ突入した証拠だ。

レモンバームこの花壇は水をやることも無いし、日中良く日が当る。そのため少し葉も小さめで硬くなっている。この方がもちろん香りが強いが、どちらかといえばもう少し柔らかい感じの葉の方が個人的に好みである。

レモンバーム

色合いも浅いグリーンで非常に健康的とはいえ、お茶にする時はやや半日陰で育ったグリーンが深い方が見た目が良い。大きなグリーンの柔らかい葉をティーポットには入れたいものだ。見た目と味を両立させるのは難しい。

レモンバームはミントよりも花を楽しむという要素が少ない。ましてさらに乾燥が進んで葉の縁が焼けてくると観賞価値も下がる。青々とした葉がこんもりと繁る姿はそれだけで結構絵になるのだ。そのためにはそろそろ剪定が必要である。そもそも、普段使わないのが悪いのだが・・・・

スロースターター

花壇のゴールデンレモンバームが徐々に大きくなってきた。昨年の夏以来株が小さくなっていたので少し心配していた。この調子なら大丈夫だろう。今年も大きくなってくれそうだ。

ゴールデンレモンバーム

ただ、まだ本来の美しい葉色になっていない。写真で見るとただのレモンバームという感じだ。斑入りだからといって春一番の葉から奇麗に色づくわけではないようだ。苗の場合も、春先であっても最初はぱっとしない葉色である。それでもある時期からぐっと葉色がいい感じになってくる。エンジンがかかるのに時間がかかるのだろう。

以前、タイムの斑が消えるという話題を投稿したことがある。幸い、ゴールデンレモンバームは斑が無くなることは無い。安心して見ていられる。

残念ながら花はあまり鑑賞用としてお薦めできるという感じではない。そもそも、レモンバーム自体が花がそれほどぱっとしない。その上、ゴールデンレモンバームは暑さには少し弱いため、花の時期には葉も小さく、かさかさになりがちで余計に見栄えが悪くなるのだ。そもそも、花もやや咲きにくい。葉を楽しむ目的なら花は咲かせないにこしたことは無い。もっとしっとりした環境なら夏でも案外良いのかも知れないが・・・。