寒風干し

とあるお庭へ伺った時の事。お庭の手入れをしていると、何かゴミのようなものが木に引っ掛かっている。顔を近づけてみて、ギョツとした。トカゲが枝にぶら下がっていたのだ。

モズの早贄

これが話に聞いたモズの早贄ではなかろうか。鳥には詳しくないのだが、そんな言葉は知っているのである。冬に備えてモズがエサを枝などにぶら下げておく習性のようだ。昔、図鑑か何かで見たのはバッタだったように思う。トカゲは結構グロテスクだ。

松江でも、冬の味覚の一つに津田カブ漬けと言うものがある。以前も触れた事があり、私も大好物なのだが、漬ける前に一度寒風に干す。うま味が増すのだろう。ハデ木に干された津田カブは冬前の風物詩の一つである。

モズも実は一旦干した方がうまい事を知っているのだろうか。

モズには悪かったけれど、通路側でお庭の持ち主がびっくりされるといけないので獲物は少し離れたところに移動しておいた。見つけることができるかな?

無関心同士のおつきあい

普段あまり縁が無い動物に鳥の仲間がいる。お互いにあまり干渉しない間柄であるし、まれに野菜が被害にあうことはあっても、ハーブにはあまり興味がないのか困らせるようなことはほとんどない。

ところで、スタッフの一人はかつて一つがいのインコを何十匹にも増やしたことがある経験を持ち、結構鳥の気持ちが分かるようだ。ある時は、ビニールハウスの中に迷い込んできた雀を見て、
「仲間を呼んでいる。ほら、外からも仲間の声が聞こえる」
というので耳を澄ましてみると確かにお互いに呼び合っていたりする。こちらは感心するばかりである。

時々ハウスの周りに姿を見せるアオサギ?も何を考えているのか分からない代表みたいなヤツである。

アオサギ?

ふと気がつくとすぐ近くの道路にたたずんでいたりしてこちらがびっくりさせられることがあるぐらいだ。動作も緩慢で警戒心が薄いのか車で近づいてもなかなか逃げようとしない。この一羽も何を探しているのか。見つめる先は土手の草地である。

案外無関心を装っているだけなのかも知れない。だからこちらも無関心を装って今後も付き合っていこうと思う。

来訪者

雪が降るとビニールハウスには思わぬ来客がやってくる。

今朝もどこから入ってきたのか、ハウスの奥のほうではばたいているものがいる。逃げようとしてしきりにビニールにぶつかっている。

雀ぐらいなら大して問題ではないが、ビニールに穴を空けそうな勢いで激突しているので扉を開けて出ていっていただいた。

外は一面の雪なので、ハウスの緑に誘われて入ってきたのだろうか。柔らかな餌も豊富にあるし、別天地なのだろう。
bird090127
残念ながら鳥には全く明るくないので、何という種類かさっぱりわからない。これが一目で分かるようだと見て楽しむこともできるのだが。少し悔しい。

後ほどネットで調べてみたが、これといって該当する鳥はわからなかった。ヨシキリとかウグイスの仲間のように思えるのだが・・・間違っていたらごめんなさい。