引き立て役

若い頃はもう少し順応性があったように思うんだけれど、立春を過ぎ、もうしばらくの我慢で春がやってくると言う頃になってようやく体が寒さに慣れてくる。

とはいっても、毎日寒い寒いと言いつつ仕事にとりかかる。朝の冷えた空気の中、モーツァルトブルーローズマリーの青が目にも鮮やかだ。ローズマリーもいろいろあるけど、色の好みで言えば個人的にはかなり上位にランクされる。特に今年は寒さのせいか、何となく例年よりも深みのある色になったような気がする。

この株は上に屋根がかかっているのでまだ葉色はきれいだ
この株は上に屋根がかかっているのでまだ葉色はきれいだ

惜しむらくはあまり寒さに当ると葉色が悪くなってしまうこと。この当りではもちろん枯れることはないにせよ、せっかく良い色の花が咲いているのにもったいない。ラベンダーもそうだが、ローズマリーも花の色を引き立てるバックの葉色が重要なんだなぁ。

霜の朝

久しぶりに気持ちの良い晴天の朝を迎えた。気温も下がり、水たまりに氷が張っている。

松江の冬はどちらかというとどんよりと曇っていて、そのおかげであまり朝の気温が下がることもない。だが、いくら気温が下がっても晴天の朝の方がはるかに嬉しいものだ。

圃場の前のハーブたちにも霜が降りている。地域によっては全く珍しくも無い光景だろうが、こちらではどちらかといえばあまり目にすることが無いのでついシャッターを切ってしまった。
グロッソラベンダー
グロッソラベンダーも霜に覆われて灰白色の冬の葉の色が尚一層引き立つ。今朝はマイナス5度程度まで下がったようだが、このぐらいの寒さは全く問題にはならない。
モーツアルトブルーローズマリー
モーツアルトブルーローズマリーの深い緑色の葉も霜で化粧を施されたようでなかなかいい感じである。

小一時間もすると霧も完全に晴れ、暖かい日差しが降り注いできた。霜もまたいつの間にか消えてしまっていた。