もだえ喜びつつも

今年もツマグロヒョウモンの食害に悩まされているニオイスミレや各種ビオラの苗たち。毎朝、見るようにはしていても、完全にはチェックしきれず、この有様だ。
ツマグロヒョウモンの食害

まあ、それはそれはおいしそうにお食べになっていて、栄養もいいのかあっという間に大きくなり、加速度的に被害も増えていく。残念ながらこの種類はしばらく販売休止しなければならない。

ツマグロヒョウモンの食害
ここまで食べなくても・・・

少し前、あるお客様からパセリの在庫についての問い合わせがあったとき、よそで購入したパセリの葉を食べてアゲハの幼虫がもがき苦しんだとお伝えいただいた(怖いね)。そういうこともあって、当店の無農薬の苗を使ってみようと思われたのだろう。

ここのツマグロヒョウモンは農薬を心配することもなく、毎日もだえ喜んで葉っぱを食べているのだが、別の敵が目を光らせている。さて、どっちが幸せかねぇ?

スイートバイオレットと蝶

秋も半ばを過ぎると、ようやくスイートバイオレットたちも夏の疲れを回復したのか、徐々に生き生きしてくるようになる。大きなダメージを受けたように思える株は植え替えたり、株分けをして復活の手助けをしてやる。

しばらくすると新芽が伸び出してきて、こちらもホッと一息つく頃、必ずやって来るのがこの毛虫、ツマグロヒョウモンである。

ツマグロヒョウモン

ようやく出てきた新しい葉をバリバリとかじるのですぐ分かるし、そのうえ見た目も毒々しいデザインなので、最初のころは驚いた。その後、毒が無い事が分かり、平気で手に乗せれるようになった。無害だと分かると印象もずいぶん変わるものだ。

ツマグロヒョウモン
今は平気

ビオラなどをよく食害すると言われているが、ここには普通のビオラやパンジーはあまりないので、主食がスイートバイオレットになってしまうのだろう。味の違いはあるのかな?

親も鮮やかで美しい蝶のようだが、あまり見かける事が無い。

ヤマトシジミ

ちなみにこれはヤマトシジミ(だと思う)。幼虫の主食はカタバミだそうなので、今はビオラの上でちょっと一休みと言ったところなのだろう。

顔を上げて

先だって紹介した八重咲スイートバイオレットも花は見事だが、やはり可憐さと言う点では原種のスイートバイオレットのほうが上である。

スイートバイオレット

咲き方にしても、蕾がまだ開きかけの時は葉の下でまだうつむき加減にひっそりと姿を隠している。八重咲スイートバイオレットならもう既に葉の上にドテッと蕾を横たえている頃である。

スイートバイオレット

いよいよ開花という時期になると花茎も伸び、花も上を向いて開いてくる。どうぞ香ってくださいと言う感じである。

スイートバイオレット
ところで、スイートバイオレットの甘い香りは、よくよく嗅いでみると極々僅かではあるが不快な香りが混じっている。香水のブレンドでも微妙に悪臭を加えることで深みを加えるというが、こういった花の香りから考え出されたのだろうか。