伝えきれない色

「ああ、まただ・・・」
ディスプレイを見ながらため息がでる。
サルビア・ウリカの花が咲いたので写真を撮った。もう何年も前からチャレンジしているにも関わらず、いまだにこれという写真が撮れない。

サルビア・ウリカ

問題は色である。写した写真をディスプレイで見ると、いつも「違うんだよなぁ」という見え方だ。もちろん、カメラを替えたり、別のパソコンで見てみたりしてもこの花は決して満足した色にならない。色を補正してみても駄目である。朝昼夕や天気具合で花の見え方・写り方はずいぶん違うので、それも試してみるがどうも相性が悪い。

機材、腕、条件、全てに何か足りないのだろう。といってもこの花だけのためにお金や時間、労力を投入するほどの余裕もない。

花に何か特定の色が含まれていてこうなのだろうか。花には罪は無いが、いつも裏切られる感じで、色は好きなタイプにも関わらず全体としてはあまり好印象ではないサルビアなのである。ウリカの方もさぞじれったく思っているかもしれない。

花の写真に凝っているお客様はたくさんいるのでまた今度相談してみたい。