冬の優等生

今冬の日照時間の少なさのせいにしてはいけないが、苗たちに春らしい動きがまだ見られない。

店頭に出せる種類も限られていて、お客様にも何度か謝らざるを得なかった。ハーブ中心なのでどちらかといえば地味目な店の前が今の時期はなおさら寂しい。

そんななかで孤軍奮闘しているのがアカンサス・モリスの鉢植え。雪も寒さもなんのその。葉が傷むどころか、なお一層元気という感じでつややかな葉っぱを広げている。その心意気を買われ、いつの間にやら入口脇の一番目立つところに昇格。

acanthus.mollis

アカンサスは花も見事だが、葉の存在感を生かしたい。そのため、鉢も大きめで葉が映えるものに植えるとより楽しめる。

でも、昔、「あれー、これ、ヤツデ?? ヤツデもハーブなのー?」
なんて言われたことがある。冬の優等生もボーゼンとしたに違いない。