人待つ間に

誰かを待たせることに比べればまだましとは言え、人を待つのは苦手である。特に、いつ来るか分からない相手を待っている間は他のことがなかなか手に付かない。

それでも圃場にいる時ならば、いざ来客が合った時にもすぐに手を止めることの出来る作業がいくつかあるのでまだましな方だ。ちょっとした片付けや、草取りなどはこんな時に持って来いの仕事である。

今日も午前中、ある方と約束があったので、いらっしゃるまでに草刈りをして過ごすことにした。

草刈りも「○○時までに終えて次の仕事を・・・」というような場合と違って、いつ手を止めても良いつもりで行なえば、かえって気が楽で丁寧に作業が進む。普段なら見落としてしまいそうなこぼれ種のジャーマンカモミールも雑草の中で見つけ、草刈機を動かす手を止めた。来年、この当りに広がってくれることを期待しつつ、丁寧に残しておいた。普段なら分からず周りの雑草と一緒に刈ってしまっている所だ。

ジャーマンカモミール

9時過ぎから始めた草刈り、おそらく10時ぐらいにはいらっしゃると思っていた方が顔を出されたのは11時過ぎてからであった。おかげで、大半の草刈りが済んでしまった。