早々と防寒対策

11月は、あっという間に過ぎてしまった。これから年末に向かってせわしない12月と、行く、逃げる、去るの3ヶ月も控えている。きっと春まであっという間だろう。

昨年の12月は雨が多いぶん、それほど気温が下がらなかった。それが災いし、1月の寒波に書いたように、急な冷え込みでいろいろなハーブが大きなダメージを受けた。

一番ひどかったのがレモンティートゥリー。これまでは、特に防寒対策をしていなかった。葉が赤くなったり、一部の枝が枯れたりはしていたが、「案外強いものなんだな」と気にしていなかった。もちろん、どの程度まで耐えるか、調べてみたいという意味もあったのだが・・・。きっと、しんどい思いをしていたのだろう。

そのため、春になっても一向に芽が出てくる気配がなく、もう枯れてしまったとばかり思っていた。

レモンティートゥリー
4月終わりのレモンティートゥリー。全く芽が出る気配はない。
レモンティートゥリー
7月始め、諦めていた頃、株元から新芽が

それでも「もしかして・・・」と未練がましく畑に残していたら、なんと7月になって株元から新芽が。秋遅くには60センチぐらいまで盛り返した。

レモンティートゥリー
10月にはここまで復調

せっかくここまで頑張ってくれた株、今度は傷めてはならないと、先日、早々に防寒対策を行った。

レモンティートゥリー
まずは長く伸びた枝を剪定

防寒しやすいように伸びた枝は剪定。周りを大きめのビニールで囲う。

防寒

四隅に支柱を挿して行燈仕立てにするだけの簡単な防寒だが、この場所は谷風が吹き抜けるので、これだけでもだいぶ違う。
防寒
ついでにレモンヴァーベナも同じようにビニールで囲ってやった。

多分、今年もレモンティートゥリーはそれなりに傷む可能性もあるだろう。レモンヴァーベナは完全に落葉してしまうが、昨年も大丈夫だったし、暖かくなると少し遅い時期とはいえ、かならず芽が出てくる。

「今年は寒くなるぞー」とか、「雪が多いぞ!」と周りの人々は恐れさせて言う。しかし、前もって対策している年は案外拍子抜けするぐらいになるものなのだ(そうあってほしいけど)。

ハーブの防寒の詳しい方法については、

ハーブの防寒・地植え編(その1)
ハーブの防寒・地植え編(その2)
ハーブの防寒・地植え編(その3)

でご紹介しています。