観賞用か食用か

バジルの季節も終わりが近づきつつある。今年のバジルの出来は場所によってかなりばらつきがあったようだ。全く育たなかったと言う話も結構聞いたし、害虫が少なくて、希に見る良い出来だったと言うお客さんもあった。

ブッシュバジル

さて、こちら、市内の幼稚園の前庭に植えたブッシュバジルである。雨続きの天候に少し心配していたが、なかなか良い感じの球形に育った。花もちらほら咲きはじめているものの、まだしばらくは楽しめそうである。

いわゆる普通のスイートバジルはガーデンの中で観賞用としての役割はあまり高くない。また、それを狙うならかなりしっかりとした管理が必要になってくる。一方でブッシュバジルは日当たりさえよければ結構ほったらかしでも面白い素材になってくれる。鉢植えなら、時々回転させて平均的に日が当るようにすれば面白いほどに球形に育てることもできる。

料理用としてはスイートに軍配が上がるものの、以前、「サラダに散らすのにはこっちのほうがいい」と仰るお客様もおられてなるほどと思ったことがある。ただ、この幼稚園では、形が崩れるのが怖くてなかなか収穫できなかったとか。さもありなん。