菊を愛でる

重陽の節句である。ここは一つ菊でも愛でようかと圃場の周りを一回り。野に咲くキク科の花を探してみる。

アキノノゲシ

まずはアキノノゲシ。となりの荒れ地にたくさん開花中であった。写真に写してみるとなかなか良い感じだが、花の後の綿毛が一気に飛んでくるのには毎年閉口させられる。

ヒメジョオン

続いてヒメジョオン。春から秋までいつでも見かける。ビニールハウスの間に結構生えている。しょっちゅう草を刈っている場所なのに元気だ。エリゲロンの仲間だとは今まで知らなかった。そう言われれば共通点も多い感じだ。名前も何となく似てるね。

オオジシバリ?

圃場の裏の当りにいっぱい咲いているのはオオジシバリ(ただのジシバリかも知れない)。こんな圃場の端ではそれほど邪魔にはならない雑草なのだが、完全に駆逐しようとすると大変だ。

ノコンギク

最後に見つけたのがノコンギク。ビニールハウスの外から枝を伸ばし入れて、ポット苗の上に咲いていると、ハーブの花が咲いているようにも見える。「私も仲間に入れて」と言っているかのようだった。

今日は充分観賞用として楽しませていただきました。どうもありがとう。でもまた明日からは雑草として扱うのでヨロシク。

芋虫のボルト

どちらかと言えば病害虫の被害に悩まされることの少ないローズマリーだが、今の時期はちょっと違う。

春に開花が終わり、少し休ませてからローズマリーは挿し木をすることが多い。すると、ちょうど夏にポット上げを迎え、今はぐんぐん成長する時期になる。気温も高めで、水分も申し分なく与えていると柔らかく、美味しい新芽が次々伸びるから、蛾(蝶かも?)の幼虫の餌食になりやすい。

マリンブルーローズマリー

幸い、見つけるのは容易で、葉がかじられた跡が残る。冬ならばがっしりとした葉でなかなかかじられることも無いだろうと思われるマリンブルーローズマリーもこの有り様だ。

この中央に犯人がいる
この中央に犯人がいる

丁寧に探せば犯人の居場所も分かる。何枚かの葉を巻いてお家を建てている。たいていはこの中にいるので、すぐわかるのだが、捕殺しようと思うのなら慎重に。

突然動き出し・・・
突然動き出し・・・

俊足のスプリンターなのだ。見た目からは想像できないぐらいすばしっこい動きで下へ逃げる。地面に落ちたらなかなか見つけにくいだろう。

下に向かってパパパッと逃げる
下に向かってパパパッと逃げる

カメラで撮影するのもなかなか大変だった。