出すぎる杭は・・・

「出る杭は打たれる」という言葉がある。学生時代のある同級生の語録には「出すぎる杭は打たれない」というのがあった。今、この言葉を少しだけ実感している。

圃場の一画に取り立てて何に使われるでも無いスペースがある。とりあえず芝を生やして時々刈り込んでいる。といっても、草も伸び放題、あまりケアをしないので「芝生」というにはちと無理がある状態だ。

こぼれ種で飛んできたのだろう、いつからかこの場所にレッサーカラミントの株が居座るようになった。他のカラミント(カラミンサ)も丈夫ではあるが、このレッサーカラミントは雑草並である。

レッサーカラミント

一気に大きくなり、あっという間にこの場所を定位置としてしまった。スタッフも申し合わせたわけではないのに、この株だけを残して草を刈るようになった。いまや貫録さえ漂わせている。長い梅雨をものともせず、元気に花を咲かせ続けている。ただ、やはりこぼれ種はかなり強力にはびこるので、まめに取り除くことにしている。

ところで、「出すぎる杭は打たれない」と豪語していた彼、出すぎる間も無く、どこかへ消えていったと記憶している。