静かに越冬中

夏前から息をひそめていたアブラムシが、今ごろになって目につくようになってきた。

暑いシーズンは苦手なようだし、天敵も多いためかそれほど目に留まるようなことはない。ところが寒くなって天敵も姿を消すと雨もかからず強い風も吹かないビニールハウスの中はアブラムシにとっては天国だ。春のような勢いは無いが葉の裏で静かに勢力を伸ばしつつある。
アーティチョーク
特にアーティチョークボリジの葉の裏のように細かい綿毛がたくさんあるところが好きなようで先日まで見なかったのに今日はご覧の通り。
ボリジ
この程度なら水で洗い流したり、外に定植してしまえばいつの間にかいなくなってしまうのだが、いずれ発送される苗である。早めに対処するにこしたことはない。数日間をあけて二度三度繰り返し水で洗うのがコツである。

小さな刷毛や筆を使うと葉も傷まないのでおすすめしたい。

All or Nothing

一月に蒔いた種が次々と発芽を始めた。ハーブの種はとても気まぐれで、発芽しない時は全く発芽しないし、発芽する時は全部発芽してしまう。技術のせいもあるのだろうが、野菜の種の場合きっちりと蒔いた分だけ発芽するので種の質のばらつきが問題なのだろう。
フローレンスフェンネル
前回蒔いた際に成績が悪かったのでフローレンスフェンネルをかなり多めに蒔いたらほとんど発芽してしまった。直根性の根が弱いので細かく分けるのも気が進まない。第一、全部育ててしまっても嫁ぎ先探しに困るだけだ。

でもきっと、次回セーブして蒔くと、きっとほとんど発芽しないだろう。そんなものだ。