お盆の後始末

昨年のお盆は渇水に見舞われていたので、毎日水やりと水運びをしながら雨が降ることばかり望んでいた。だからお盆休みという感じではなかったし、とてもそんな気分にはなれなかった。

今年はおかげさまで8月に入ってからも降雨があり、お盆期間中も曇りや雨の日があったので、ゆっくりとお盆休みを取ることができた。

いままで、お盆休みが確保できた年も「せっかくの休みなんだから」と、溜まっていた本を集中して読んだり、どこかへバタバタと出かけてみたり、溜まっていた仕事を片付けたり(ヤレヤレ)と、いう感じだった。

お盆「休み」という実感がわかない例年を反省し、今年は「なるべく何もしない」という方針でお盆休みを過ごすことにした。

というわけで、妻の実家へ行き、ダラダラと過ごすお盆となった。

縁側からぼーっと山を眺めたり、きままに昼寝をしたり、海まで散歩して、波や雲を見ていたり。

お盆のお料理やお酒も出していただいたものをありがたくいただき、虫の声を聞きながら眠りにつく・・・。

という生活をしていたので、太った(◯キロ!)。帰って体重計に乗ったら数字に目を疑ったほどだ。

さて、お盆があけて今日から仕事である。しばらくそんな天気だったので、圃場の周りの草も伸び放題!

昨年は雨がない分、雑草も伸びる元気がなかったようで、草刈りの回数もごく少なめだったが、今年はお盆前と比べてもとにかく「伸びたなー!!」という感じ。

天気が悪かったぶん、ハーブ達はなんとなく調子はいまいち。威勢がいいのはレモングラスぐらいである。

レモングラス

このままでは雑草がハーブ達を覆ってしまいそうな勢いなので、お盆明け最初の仕事は草刈りに決定。

草刈り

長袖、長ズボン、長靴に履き替え、草刈り機を肩にかければそれだけで汗が出はじめる。

傾斜地の多い境界部分から刈り始めたのだが、とにかく体が重い。勢いよく伸びた草が邪魔をしてなかなか作業も思うように進まない。でも、ゆっくりさせてもらったお盆の間の後始末だと思って、午前中いっぱい奮闘した。

汗で重たくなったシャツを脱ぐと、なんだか少し体が軽くなった気分がした。

シソ
すぐ隣に植えていたブラックホリホックをあっという間に追い越した

毎年、畑のどこかしらから生えてくるシソもずいぶん大きくなっていた。今夜はこのシソでヘルシーに冷や奴ぐらいにして、体の方もお盆の後始末をせねばなるまい。

 

庭に活かす

昨年からとあるお宅で、もと畑だったところをデザインし直して花のお庭に作り替える作業が進行中。土作りから始まって、花や球根も加え、ずいぶんお庭らしくなってきた。道路に面している上、柵なども無いので近所の方の反応もあるため、やりがいもある。横を通られる方から、
「きれいになりましたねぇ」
とか言われると単純に嬉しい。

さて、春先、このお庭でがっしりとした葉が突如地面から現れた。スタッフが、
「これ、何かな?」
と尋ねるが、さっぱりわからない。小さなうちはなにやら原種のサルビアにも似た葉をしていたので、
「家の人が植えられたんでしょう、サルビアのなんかじゃない?とりあえず、そのまま」
と答えていたが、来るたびにどんどん大きくなり、一枚の葉が60cmぐらいになってきた。さすがにこれはサルビアなんかじゃなさそうだ。

小さい時は、Salvia dolichanthaにとても良く似ていた・・・
小さい時は、Salvia dolichanthaにとても良く似ていた・・・

作業を進めるにも邪魔になってきて困っていたところ、たまたま奥様が、
「あれ、これ何かしら?」
と尋ねられた時に、ご主人が
「あ、こりゃ、前植えてたゴボウだ。種子取るからこのまま置いといて」
と仰って正体がわかった。スタッフの前で面目丸つぶれである。実際、ゴボウは育てたことも無いし、地下部分しか普段見ないから知らなくて当然なのだが、ハーブばっかりやっているからこういうことになるのである。

いずれにせよどんな花が咲くのか、楽しみである。うまくお庭の中で活かせるといいのだが。でも、周りは農家の方が多いから、笑われるかもなぁ・・・。

この冬一番

今朝目が覚めてみると思わぬ大雪に少し驚いた。

昨夜の間にかなり降り積もり、自宅の横でも早朝から除雪車が走り回り、うるさいのなんの。いやいや、こんな朝早くから除雪していただき、ありがたく思わねばなりませぬ。

昨年の豪雪では痛い目にあったので、さすがにビニールハウスが気になり、朝食もそこそこに様子を見に出かけた。

ユーカリも雪をすっぽりとかぶり、重そうな様子だし、ギンヨウボダイジュも枝に雪をまとっている。

今年も冬前の剪定をしなかったためでもある。ゴメン
今年も冬前の剪定をしなかったためでもある。ゴメン

ギンヨウボダイジュ

ビニールハウスは幸い大丈夫だったが、ずり落ちた雪がハウスとハウスの間に高く積もる。この冬一番の積雪だ。

ハウスの間の雪

山陰地方でももう少し雪が多い場所だと、この横に落ちた雪の重みで、横からビニールハウスがつぶれるという。幸い、この辺りではまだそれほどの雪は積もらないので(昨年は微妙だったが)、今のところは心配していない。

昨年はビニールが古くなって苔などが生えたビニールハウスが、雪が滑らずに被害を受けた。今年はほぼ新しいビニールなので雪もある程度積もると自然に落ちるが、一つだけ古いビニールのままのハウスはやはり滑りが悪い。

ビニールが新しいとあまり積もらないうちに滑り落ちてくれる
ビニールが新しいとあまり積もらないうちに滑り落ちてくれる
ビニールが古いと自然には落ちにくい。(落ちているところは人手で落としたが、難儀な作業)
ビニールが古いと自然には落ちにくい。(落ちているところは人手で落としたが、難儀な作業)

さて、上記の「この冬一番」という表現だが、個人的にはあまり好きではない。もちろん、【今までのところでは】一番にという意味だということはわかっているものの「この冬一番の寒気が」なんて天気予報で言われると、冬になったばかりでもこの冬中で一番寒いんじゃないかという印象を与えられて思わず縮こまってしまう。スタッフもこの言葉を聞くと、「ええっ!」と大騒ぎする。何かもっといい表現が無いんでしょうかねぇ。

上からの冷え

昨日に引き続き、今日も雪模様。雪は吹き込まないビニールハウスとはいえ、あたりが白く覆われるとさすがに気分的に冷え込む。

ビニールハウスに積もる雪
ビニールハウスに積もる雪

日光さえ差せば天国だけど、今日は日が射す時間も少ない。天井をたたく雪の音がなおさら良く響く。今日はまだ良いが、さらに積雪が多くなると、ビニールハウスの屋根にも結構積もる。一定の量を超えると滑り落ちるようにはなっているものの、頭の上に雪が載っている状態はあまりうれしくない。上から冷やされているようでまるで冷蔵庫の中にいる気分。

うーん、デスクワークは無かったっけ?と作業をしつつ考えたりしている。

ぐるぐる

台風12号、国内各地で大きな被害をもたらしている模様。すぐ脇のような所を通ったと言うのに、大きな被害がなかったのが不思議なくらいだ。遠方のお客様からも安否を気づかうメッセージを頂いてありがたい限りだった。

でも、お隣の安来市など、がけ崩れや床上浸水などもかなり起きているようで、まるでゲリラ豪雨をそのまま規模を大きくしたかのようだ。ちょっと進路が違えばここの裏山も崩れていてもおかしくない。予測のつきにくい自然の脅威にただ運を天に任すしかないのかとも思ってしまう。

植物の被害については、大きく葉を広げたものに限られていた。畑のナスビやオクラがかなり倒れたので、支柱をやり直したり、重そうな枝は剪定。どちらもまだしばらくは収穫できそうだし。(ちょっとだけ、「もう今年は良いかな?」と言う思いが頭をかすめた。特にオクラ。)

ハーブは唯一畑のバジルのみが被害。結構株数もあるし、すべてに支柱をするのを怠けていたらさすがに風に揺らされたらしい。風の中でぐるぐると回転させられて、植物でも目も回ったんじゃないかと思う。

台風後のバジル

しっかりと剪定して株元に土寄せ。最後のバジルペーストまでもう少し頑張ってもらおう。